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和尚のつぶやき #380(理不尽を乗り越える)

理不尽とは他人の行動が道理に
合わないことを意味します
他人の行動を理不尽だと思うことは
誰しも経験することだと思います
その他人は子どもの頃は
友達であったり、親であったり
先生であったりします
社会に出たら
同僚であったり、上司であったり
様々な人々が関係してきます
理不尽はどこにでも散見できます

探すに事欠かないくらいです
何故、理不尽だと
感じることが多いのか
まず、道徳的な道理と
社会の中での生きた道理は
かなり違うと言うことが言えます
嘘をついてはいけない
身勝手な行動はしてはいけない
思いやりが大切だ
道徳と徳目は立派ですが
運用する人間は立派ではありません
人を出し抜き、騙し合い
戦力を練って、競争します
生き抜くための知恵を働かせます

人生を長期的に見れば
道徳の徳目は大切ですが
短期的には、理不尽の中で
生きて行かなければなりません
長期的な信頼や信用を大切だと
思いながらも
短期的な視点で行動してしまいます
それだけ人間は近視眼的です
理不尽に怒ってもきりがないくらい
多くの理不尽がまかり通っています
生きて行くためには
理不尽と言う岩山を
乗り越えて行くことが必要だと
つくづく感じます











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