お笑いファンは自分を大きく見せがち
イイネは活力!センサールマンの山﨑仕事人です!
今日は、お笑いファンの言動に関するお話です。
言葉
お笑いファンの言葉で納得のできないものがあります。
別に腹が立つとかそこまでのことではないんですが、納得できないというか、モヤモヤすると言うか。
だいたいの場合は、若干「上から目線」が入ってることがモヤモヤの原因なのかなぁと思ってみたりします。
今日はそんな言葉をふたつほどご紹介します。
別に苦言を呈すとかそんな大層なものではなく、あくまで「僕はモヤモヤするんだよ」くらいでお読みくださいませ。
贔屓目
「贔屓目なしに面白かった!」
お笑いライブを観た後に言われる言葉です。
イメージ的には、バトル系ライブや賞レース予選の後なんかが多い気がします。
この言葉が言われる時、だいたいはその人の推し芸人に対してなんですね。
Aという芸人が好きであれば、「贔屓目なしにAさんが面白かった!」みたいな。
これの何がモヤモヤするって、シンプルに「いや贔屓してるだろ!」って思うわけです(笑)。
自分の好きな芸人に対して贔屓目なしに見られるなんてまぁ無理でしょう。
そこまでの客観視ができるほど自分が冷静であるという自信がどこからくるのか謎です。
しかも、そもそも「面白さ」自体が曖昧なものなわけで。
「贔屓目なしに」を付けることで自分を大きく見せようとしてる感じが嫌なんです。
「大好きだから贔屓目込みだけどめっちゃ面白かった!!」でいいのにって思います。
ちなみに似たようなもので「贔屓目なしにウケてた」もあります。
これは面白さと違って客観的な事実だから大丈夫っていう気もしますが、それでもやはり贔屓目フィルターはあったりするので微妙です。
あと客席の座ってる場所でウケ具合の印象ってだいぶ違うもので、賞レースの予選レポートで「ウケでは○○がダントツ!次いで××と□□です!」みたいなことを書いてる人がよくいるんですが、同じ会場にいたはずの人の意見が食い違ってたりしますからね。
緊張
「本人より緊張する!」
大事な舞台に挑む芸人さんのファンが言うセリフです。
これもバトル系ライブや賞レースの時が多いでしょうか。
これのモヤモヤ原因もシンプルで、「いや絶対に本人の方が緊張しとるわい!」です(笑)。
その舞台のために一生懸命努力してきて場合によっては人生がかかってる芸人本人よりも何故自分の方が緊張してると思えるのか意味が分かりません。
ちょっとナメてるんでしょうね。
ナメてるは言い過ぎでも、リスペクトが足りないのは間違いありません。
きっと心のどこかで「応援してあげてる」って考えてるんじゃないでしょうか。
もしくは他のファンにマウントを取りたいみたいなところもあるのかもしれません。
「こんなに緊張しちゃうくらい自分はこの芸人さんに対しての愛が深いんだぞ!」みたいな。
我こそは真の理解者なり!!ってなもんです。
「めっちゃ緊張する!ファンの私がこんなに緊張するなら芸人さん本人はどれだけ緊張してるんだろ!がんばれ!」の方が数百倍気持ちいいですよ。