別れが教えてくれるのは
失恋。
一瞬にして地の底へと突き落とされ、言葉では言い表せないほどの行き場のない辛さと悲しみで溢れかえる。
本気であればあったほど、その反動や衝撃も大きい。
後悔先に立たずをこれほど身をもって知る機会はなかなかない。
好きだったのに、好きだったからこそ、憎しみの感情も湧いてくる。
息が詰まるほど苦しい日々の幕開け。
でも、ふと気づいたときには穏やかな気持ちになり、楽しかった日々を懐かしむようになる。
最近私が思うことは、たとえ好きだった人と別れたとしても、自分の100年にも満たないであろう人生の一部を共有できたということは紛れもない事実であるということ。
そこで彼から学んだこと、楽しかった時間は、消えやしないということ。
そう思うと、悲しくない。
後悔しない恋なんて、私には出来ない。
だけど、全力だった恋は、新たな気づきを与えてくれる。
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