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仮想空間への逃亡計画

蓄積しておいた知識と染み付かせた感覚で仕事をしながら、今日はずっと【仮想空間へ逃げ込むにはどうしたらいいか】を考えていた。

まず、私は「仮想空間に逃げ込む」と「現実逃避」を近い感覚だと考えた。
そこで、手っ取り早い方法として導き出したのが映画だ。
おそらく、映画を観た後の“余韻”というものは、ほとんどが「自分も映画の登場人物に思える」ことで生まれるものだ。
つまり、この“余韻”をより強く残し、且つ、現実世界の情報を遮断することで、仮想空間に逃げ込むことが可能だと私は考えた。

ただ問題点が1つある。
映画の尺が短いことだ。映画観賞を「仮想空間への逃亡」としても、平均3時間ほどで終了してしまう。逃亡、ましてや旅行とも呼べない。
せっかく仮想空間に逃亡するのであれば、浦島太郎に倣って、3年ほどは滞在したい。

この問題を解決するには、その仮想空間(映画)と強く、そして長く触れ合わなくてはならない。どうしたら3年もの間、映画で頭を埋め尽くし、現実世界の情報を遮断し、日常生活を過ごせるかを考えると、映画を製作することが私たちができる最短の「仮想空間への逃亡」ではないのだろうか。

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