「くるみの皮でカゴ作り♪」 +αそのとき出た端材もカゴにしてみました!
今回は、去年山で伐ってもらったくるみの皮を使って、ボックスを作ってみました。
山では、樹木の管理も兼ねて、かご編み材になるような杉・檜を伐採しますが、その時お願いしてくるみの木も伐って頂くことがあります。くるみの樹皮は、表が白っぽく裏が黒いので、うまく組み合わせると、ツートンカラーの面白いカゴやバッグが作れますし、木肌も味わいがあるので、表だけ見せて、野趣溢れるボックスに仕上げることもできます。かご編み材としてとても人気のある樹皮なんです。
作ってみる
今回のボックスは、至って簡単な作りになっています。
1. まず下処理として、皮を水に一晩ほどつけて、柔らかくしておきます。それから、樹皮は反り返る性質がありますので、それを伸ばすため、石などの重しを乗せて、できるだけ皮全体を平らにします。
2. 平らになった木の皮を、好みの大きさにカットし、下の画像のように、切り込みを入れて、重ね合わせ箱型にします。
3. 箱型が固定されるように、洗濯バサミや石などを使い、このまま乾燥させます。乾いて来るともうこの段階で、かなり形がしっかりできあがってきます。
乾燥したくるみの皮は、ほとんど元の木に近いぐらい固くなりますので、結構しっかり箱型にはなっていますが、重ねたところや、端材で組み合わせたようなところは、少し不安定なので・・・
4. 装飾も兼ねて、そういう部分は、縄ない材などで留めます。留める時は、あらかじめキリで穴を開け、そこに縄ない材を通します。
キリで穴を開ける作業は、皮が良く乾いてから行います。濡れている内にやると、穴を開けた所から裂けてしまうからです。ちなみに、ここで使った縄ない材は、以前作っておいた井草の縄ないです♪
完成しました!
+α 端材で作ったかご
それから、この時出た端材も、互い違いに組んで、かごを作りました。形を見ながら適宜飛び出した所などはハサミでカットし、同じく洗濯バサミ等で固定して乾燥させます。良く乾燥した後、同じように不安定な部分を縄ないで留めます。
何か分からないけど、オブジェ💦
こんなものも作ってみました。 太めのひごを4本互い違いに組み合わせ、縄ないで留めただけです。
ちなみに、この時使った縄ない材は、猫じゃらしの葉です。猫じゃらしの縄ないは、見た目は良い感じなのですが、葉がとげとげしていていますので(俗に言う包丁葉っぱです)作る時ちょっと痛いです。なので途中からビニール手袋をしてやりました。でもやってみると、そこまでしなくても他の葉っぱで良いかなと思いました。
作ってみて
ボックスは、作り方はとても簡単なのですが、形を取るがなかなか難しく、何度もやり直しました。乾燥させてから形が決まりすので、この段階まで良いのか悪いのか良く分りません。結果やり直す時は、また水につけて柔らかくしなければならなくなり、気に入るまで何度も水に浸けたり、乾かしたりすることになりました。やりながら途中樹皮がダメになるのではないかと冷や冷やしましたが、そんな苦労を尻目に、周りからは端材で作った適当かごやオブジェの方が受けました。
かごの用途
私はいつも豆苗を買ってくると、食べた後の根の部分を、いらないプラ容器(ちょっと不本意ですが)に入れて水栽培し、もう一度食べるということをしています。でもプラ容器は見た目ちょっと美しくないので、それをカバーするかごが欲しいなと思っていました。それでこれを作りました。柔らかいプラ容器は固いくるみのボックスに入れると、しっかりして持ち運びも楽ですし、見た目もちょっとおしゃれ♪ になります。インテリアとしても気に入ってます。
一方さらに端材で作った適当オブジェは、今のところ何にして良いか分からず、ボックスの底に入っています。いつか日の目を見る時が来ましたら、上げたいと思います!
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