いつもご覧いただきありがとうございます。10月1日は創業記念日でした。 山肉デリは2013年10月にジビエの加工品製造から始まりました。11年が経ったことになります。その過程でだんだんと肉そのものを扱うようになり、飲食店様とのお取引も増えました。細々とでもこれまでやってこれたのは、ウチの細かい注文に応じてくださる仕入先の業者様と、いろいろなことを教えていただいたお客様方のおかげです。改めましてありがとうございます。 私のジビエのキャリアはもう少し古く、2009年頃からご依
早いものでもう9月もそろそろ終わりますね。今年もひどい水害が起きていて、心が痛みます。被災されている皆様、心よりお見舞い申し上げます。水没した田畑の映像をたくさん見ながら、日ごろ都会でお米や野菜をいただけることに改めて感謝しております。 「家ジビエ」のための料理教室、今月も無事おいしくできました。今月は「ゆでる」「揚げる」という二通りの調理で、夏の脂のない赤身ジビエを堪能していただきました。 ナンプラー味の鹿肉かき揚げ にんにくとナンプラーで下味をつけた鹿肉の細切りを、
5月に実施した「みんなのジビエ料理教室」が読売新聞の記事になりました。いろいろなところに取材された力作記事です。無料で読めますのでぜひご一読ください。 教室はリピートなさる方も多く、いつも楽しくやっています。参加申し込み受付中の教室はこちら↓ お肉のご注文はこちら↓
「家ジビエ」のための料理教室、9月のお申込みが始まりました。 【9月22日のメニュー】 (メニューはお肉の在庫状況で変わる可能性があります。) ナンプラー味の猪肉サラダ 猪肉のゆで汁のピラフ タイ風鹿肉のかき揚げ 魚醤とジビエの赤身の相性はすばらしいです。それで、油をつかわない和え物サラダと、揚げ物で二品、サラダでできる猪肉のゆで汁でピラフを炊きます。 イベントページを公開してまだ2日なのですが、すでにあと1席になっております。もし満席になってもキャンセル待ちして
久しぶりに「これは!」と思うレシピができましたのでアップしますね。 「野生肉と畜肉の差は肉よりもレバーに出る」というのが私の信条なのですが、レバーの難点は大きくて痛みやすく、ご家庭で扱うのが難しいこと。丸ゆでして味噌漬にすればチビチビゆっくり食べていけると思って作りました。 お味噌は私は信州味噌の赤味噌を使っています。お好みのものでよいと思います。お味噌もいいものはなかなか高価ですから、量が最少でいいレシピにしましたが、もっと保存したい時はしっかり厚塗りにしてください。
「家ジビエ」のための料理教室、7月も無事終了しました。 作ったものと食べたものは 塩猪とトウモロコシの混ぜご飯 塩猪のミネストローネ風スープ 鹿肉リエット(パンに塗るペースト) (試食で)猪レバーの味噌漬 リエットは、白ワインで仕込んだものと日本酒で仕込んだものを食べ比べていただきました。 試作してみた「猪レバーの味噌漬」、大好評でよかったです。これすごくシンプルなので、また近々レシピ書きますね。 当店のイベントに初めてご参加の方から、「ジビエって家では扱えな
「家ジビエ」のための料理教室、という、定員3名の教室をはじめました。昨日はその第一回でした。 作ったものは 簡単で失敗しない「塩猪」の作り方 塩猪とトウモロコシの混ぜご飯 塩猪とジャガイモの塩炒め バルサミコ酢風味 野菜たっぷりの鹿肉ミートソース このブログを書きながら日々考えるレシピを、ブラッシュアップして使いました。日曜日のお昼においしいご飯と楽しいおしゃべり。とっても素敵な会になりました。 ご参加の方は食に関心の高い方々で、自然と会話の内容も深くなりました
「みんなのジビエ料理教室」、無事終了いたしました。皆さんとてもテキパキと動いてくださり、デザートも合わせて7品15人前を3時間で作ることができました。 これ↑は「ぬた和え」に使った猪のスネとハラの肉。猪や鹿の肉は、子供の肉はピンクがかっていて、大人になるほどに深紅になっていくのですが、今回のお肉は真っ赤よりは少し薄めの色で、大人になったかならないかくらいの若い肉でした。ちなみに猪も鹿も、栄養状態に問題がなければ2歳で性成熟します。こういうことを説明しながら進めていきました。
5/6のジビエ料理教室、お申込みたくさんいただきありがとうございます。お席少し増やしましたので、お申込みまだの方もぜひいらしてください。 さて、よくいただくお声に「料理が得意でなくてもジビエ料理できますか?」というのがあります。 結論から申し上げると、できます。 その方が牛や豚で肉じゃがを作れる方であれば、猪のスライスで肉じゃができます。その方がトンカツを作れる方であれば、鹿で鹿カツを作れます。もうちょっとハードルを下げて焼肉でも、焼きそばでも、それは変わりません。
ゴールデンウィークのご予定はお決まりですか? 通販のお客様やブログ読者の皆様と交流する機会があるといいなと思い、5月6日(月)にささやかな料理教室と交流食事会を企画しました。 場所は大阪の北加賀屋、窓の外に市民農園が広がる気持ちのいいスペースでお待ちしております。 お申込み、詳細はこちら↓(こくちーずの会員登録が必要です)
え?と思われるかもしれませんが、これすごくおいしいんです。私がやる食事会では冷菜の定番。子供さんから大人までパクパク召し上がられる。脂がないのでするすると胃におさまります。酢味噌は市販のものを使ってもよいのですが、手作りするおいしさは格別です。 猪肉は、脂がしっかりのっている上等なお肉ではなく、赤身のスネ肉、それも若くて肉色が薄めの個体のスネが最適。スネがなければ若い個体のモモやカタなどでもできることはできます。当店のお肉なら「赤身切り落とし」がいいです。なければ「脂あり切
これまでレシピブログとして書いてきましたが、今月からは時々、お肉のことや日々考えていることも書いていこうかとおもいます。 1.春のメス猪がおいしいわけ 少しジビエを知っている方なら、猪肉の旬は冬、と思われている方が大半だと思います。脂ののった個体がたくさん獲れる、という意味ではその通りです。でも肉質で見ると、春のメス猪もしっかり脂がのって、格別のおいしさです。これ↓は先日入荷したバラと外モモのスライス。こういう状態のがだいたい6月までとれます。 ではなぜ「メス」なのでし
春めいてくると新玉ねぎの季節到来です。このみずみずしく柔らかい玉ねぎが出てくると毎年作りたくなるのが「餡かけ」。普通は鶏ミンチで作るものですが、猪ミンチで作るとぐっと肉感が増して食べごたえある一品になります。シーズン中にぜひお試しください。 猪ミンチはこれです。あらかじめ解凍しておかなくても、しばらく室温において袋ごと包丁で半分に切れば使えます。 小葱は小口切りに。 片栗粉は水少々で溶いておく。 しょうがは皮ごとみじん切りに。面倒な時はすりおろしでOK。皮に香りがある
中華料理に苦手意識があるのですが、酒徒さんという方のとても素敵なレシピ本を手にして、お肉を山肉に変えていろいろと作ってみています。大ヒットしているこの本、シンプルな調理で素材の味を大切にしたい皆さんにおすすめです。 今回は、この本の中の(豚モモ肉で作る)「青椒肉片」を猪肉で作りました。紹興酒が猪肉とびっくりするほどよく合います。この機会に一本お求めになってはいかがでしょうか。 分量は当店スライス1パックの300gに合わせてあります。正確な調味料の分量は酒徒さんの本をご覧に
世の中の料理レシピはずっと「時短」がトレンドのようですが、ジビエは基本的にはスローフードです。獲るところからは無理でも、かたまり肉を自分で切って、オーブンで焼いたり、じっくり煮込んだり。人間の都合に合わせて作られる肉ではないことを楽しむような料理も、時にはいかがでしょうか。 ラフテーは沖縄料理の豚バラ肉の角煮です。猪のバラ肉は赤身の部分が薄いので、私は「外モモ(お尻の肉)」で作ります。休日の前の晩に下茹でまでしておいて、翌日気長に煮込むくらいの段取りでどうぞ。 分量は猪肉
リエットは、パンに塗るお肉のペーストです。元はフランスの保存食で、豚肉を脂身と一緒に煮崩して作るのですが、牛肉で作ったり、魚のバージョンもあったり、いろいろなアレンジがあります。私も昔はよく鹿肉で作っていまして、久しぶりに作りたくなったのでやってみました。できてから一日寝かせるので、お時間のある時に保存食感覚でお作りください。 今回はオリーブオイルと白ワインで作りましたが、米油と日本酒で作ってもとてもおいしくできます。鹿肉は、山肉デリのお肉ならモモの「シンタマ」や「外側」が