暮らしのそばのいきものにふれる
地域自主組織 ふれあいの郷 かあらやま が主催する、
川のいきもの観察会におじゃました。
組織名にもある "かあらやま" の愛称で親しまれている
高麗山(こうれいさん)を水源とする川へ
おのおのタモ網を持ち、レッツゴー。
※ 現場の保全に配慮し、念のため河川名は伏せます。
専門家の方々からのタモ網レクチャーを受けるや否や
子どもも大人も夢中でガサガサ。
私もカメラ片手にみなさんの様子を撮影しつつ、さがす。
そうそう、私の得意なことといえば
生きものの気持ちになって考えてみること。
私が魚だったら、日中は川のどんなところにいたいだろうか…
(種類にもよるだろうが)草が茂っていて、川に影ができているところだと
おちついて隠れられるだろう。
そう思い、そんな場所をガサガサ
…
「うおー!」
テンションが上がって、思わず声が出てしまった。
(魚の「ウオ」とかけたわけではない)
立派なドンコと、トンボのヤゴが獲れた。
1時間ほどガサガサして、陸上にもどる。
さてさて、ここからは先生たちの解説つきで
それぞれの生きものをじっくりと観察してみる。
まず、サンショウウオの専門家の先生が
甲殻類や魚類、貝類などのレクチャーをしてくださる。
生物多様性や生きものたちを守ることの大切さが伝わってきた。
そして、昆虫の専門家の方による水生昆虫のレクチャーも。
さらに、調査研究の重要性ついてとても分かり易い解説をされていて
個人的にとても勉強になりました。
ふだん暮らしている身近な場所にも、こんなにも多くの生きものが暮らしている。希少種であっても、普通種であっても、生息できているということは
これまで暮らしてきた人々がちゃんと環境を守り続けてきてくれたからであり。
それに気づくことができる経験は、いまどきはそうそうない。
とても大切な時間でした。