お参りと砂金取り(2024.09.22)
夜中に大雨が降ったものの、朝にはほぼやんだので、我が家はお参りと砂金取りに行くことになった。
お参りに行ったのは高塚愛宕地蔵尊というところ。
我が家は年に一度、だいたい9月にこの通称高塚さんにお参りに行く。お地蔵さんが無数にあって、すごく迫力がある。
連休二日目ということでさぞ人が多いかと思いきやそうでもなかった。雨の影響かもしれない。でも雨上がりの境内には良い空気が漂っていて、それだけでも気持ちが整うような感じがした。
我が家は最近特に怪我が多いので、念入りにお参りした。でもそんな事はどうでも良い長女(4歳)と次男(3歳)は境内に飾られた無数の風鈴で遊ぶのに夢中だった。
お参りをしてお守りを買った。「お祓いはしないの?」と妻に問うたところ、「たぶん5,000円くらいするから」という事でしなかった。だからお祓いをしない代わりに念入りにお参りをした。妻に言わせれば「気の持ちよう」らしいが、それを言ったら身も蓋もないだろうと思った。
隣接する売店に食堂を併設しているところがあって、そこで昼食を食べた。
私は大好きな山菜蕎麦を食べた。メニューに山菜蕎麦(またはうどん)があったらだいたい私は頼んでしまう。そして今回もとても美味しかった。
高塚さんを後にして、私たちは長男のたっての頼みで、鯛生金山に砂金取りに行くことにした。鯛生金山には7月に行ったばかりなのにまただ。
鯛生金山はそんなにしょっちゅう行くような距離ではない。しかし高塚さんからはわりと近いだろうと思ってついでに行くことにしたのだ。
しかしそれでも遠かった。もうほぼ熊本だった。どうせなら私の実家に帰ったらいいんじゃないかと何度も思ったが、そうしたら幸子が可哀そうな事になるのでそれもできない。
高塚さんから1時間もかけてようやく着いた鯛生金山。
結果的に長男は砂金を取る事ができなかった。連休のど真ん中で、お客さんが多く、砂金もあらかた取られつくしていたんじゃないかと思った。でも代わりに私がダイヤっぽいやつを取って長男にあげたので、それで長男もなんとか溜飲が下がった感じだった。
それから、長い長い帰りの車の中で、長男と私は長い長いしりとりをした。
えんえん1時間半ばかりやっていた。そろそろ家に着こうかという頃、すでに長男は3ペナくらっており、私は無傷だった。ペナルティーをカウントするしりとりというのもどうかと思うが、それは大人の優しさだ。
助手席で眠っていた妻が起きて、私たちのしりとりに横から口出ししてきたが、私たちは構わず続けた。色々出尽くして、そこから長男の語彙力のギアが一段上がったようで、私の「泥棒」に対して長男は「右心室」と言った。
私と妻は「頭いいな!」と感心したので、私も何か頭がよさげな事を言おうとしたが、咄嗟に出てきたのが「ツナ」だったので、私は頭が悪いという結論になり、無事に家に到着した。