ちょうど良い場所(2024.09.07)
昨日「ちょうど良い温泉」を見つけた記事を書いた。
そして今日はちょうど良いと思える場所を見つけたのでその場所について書く。
昨日、我が家は家のある別府よりもまだずっと北の方、国見という町で行われるお祭りに参加するため出かけた。
それでお祭りの前に昼食を食べようという事になり、妻が見つけた「国見ふるさと展示館城山亭」というお店に行く事になった。
なんだか人の気配があまりなく、閑散としている雰囲気なので大丈夫かなと思った。駐車場に車を停めて歩くと何やら手作り感満載の公園があった。
最初公園の脇にある小さなステージのような場所におじいさんが一人佇んでいたのだが、私たちが来たのを見ると、そそくさとどこかへ行ってしまわれた。
公園の遊具で遊んで大喜びの子供たち。こんなところでひっかかっていてはお祭りでの宝探しイベントに間に合わなくなるけど、まぁ別に良いかと思って眺めていた。
私は公園の脇にアート作品の案内があったので「ちょっと行ってくらぁ」と言って一人でこそこそ見に行った。
蜘蛛の巣に何度もひっかかりながら、小高い山を登りきるとそこに木材で組まれた巨大なアート作品があった。
この前の台風のせいだろうか、だいぶ枝やら葉っぱやら落ちていて荒れていたが、私一人でその空間を占有して贅沢な体験だった。何か得も言われぬ荘厳な雰囲気があった。圧倒的な熱量がそこにまだくすぶっているように感じた。
短い時間だったが、アート作品を鑑賞して、蜘蛛の巣にひっかからないように気を付けながら山を下りると、火がまだくすぶっているドラム缶に長い枝が突っ込んであって、一瞬これも何かしらのアート作品なのではないかと思った。アートというのはすごく曖昧なものだから。
公園でだいぶ長い事遊んだ私たちはようやく「国見ふるさと展示館城山亭」へ行った。
そしてここも貸し切り状態だった。土曜日のお昼だというのに、大丈夫かなと心配になる。しかしその心配とは裏腹にここのご飯はめちゃくちゃ良かった。ただ、私はなぜかガパオライスというどう考えても「それは違うだろ」というものを頼んでしまって後悔した。いや、美味しかったけども。
逆に妻はド直球の「城山御前」というものを注文。
この内容でたった1000円。妻の温情で少しだけ分けてもらったが、全部美味しかった。ボリューム的にも十分なのだが、店員さんであるおばあちゃん(とても可愛らしいエプロンと手ぬぐいタオルをしてらっしゃる)が「おかわりいかがですか?」と声をかけてくださったので、多分ご飯はおかわり自由だと思う。
私たちが食べている間お客さんはちらほらとは来たものの、ほぼ貸し切り状態だったので、私たちは店員さんであるおばあちゃんとよく話した。子供もよく懐いていた。
子供たちもうどんをよく食べた(うどんばっか食べてるな)。私たちはとても美味しかった旨を店員さんによく伝えてお店を出た。
店に隣接して民芸館というか、古民家があって、入ってはないけどそこの雰囲気がまたとても良かった。
何か私たちに誂えた場所ではないかと思えるほどに、ここには良い空気が流れていた気がする。妻とも(妻は今回は調子が良かった)そこのところの意見は一致していた。
お腹が膨れて満足した私たちはお祭りにようやく行ったのだが、長男がカヤックを無料体験できたので、それがとても良かった。