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子どもの成長記録(2025.01.08)
朝、我が家からは朝日が昇るのが見える。
今朝は遠くのなだらかな山の間からまばゆい朝日が昇るのが見えた。とても綺麗。だから長男(9歳)に「朝日がとても綺麗だよ。みてみ」と言ったら眠い目をこすりこすり窓際に立ってそれを見ていた。
山の間から少しずつ出てくる朝日。それが私には光り輝くう〇こに見えた。だから長男に「綺麗だろ。おしりからう〇こが出てくるみたいやろ?」と言ったらスルーされた。妻も全く何の態度も示さない。沈黙が流れるなか、家の中がやうやう白くなりゆく。
長男は、かつてはあんなにう〇こだのち〇こだのでげらげら笑っていたのに、成長したんだなぁと思う。
夜、子供たちがおもちゃのダーツで遊んでいる。ダーツの先端が粘着性のスライムみたいなものになってて、どこにでもくっつく優れものだ。それを面白がってあちこちに投げまくるもんだから、2個のうち1個が天井にひっついて取れなくなってしまった。
それを見て私は「馬鹿だなぁ。誰がやったの?」と言ったら長男だった。「どうすんの?とれなくなったよ」と言いながら、私は長男が以前くじ引きでもらってきた伸縮する棒を使えば天井にひっついたダーツを取る事が可能な事に気付いていた。しかしその事は言わずに長男を見守る私。
チンパンジーの実験に似ているなと思った。実験では踏み台と棒を使ってバナナを取るのが正解なのだ。
しばらく見ていると、長男はなにやらごそごそ探している。「どうしたの?」と聞くと、「伸びる棒を探してる」と言う。「おお!それに気づいたか!」と思う。成長したんだなぁと思う。長男はチンパンジーを越えたのだ。
それと就寝前、床のおよそ2㎡にポケモンカードが散らばっていたので、次男に片付けるよう言ったら、意外や意外。あっという間に片付けてしまった。10分くらいかかると思ったのに、一瞬だった。成長したんだなぁと思う。
成長していないのは、私や妻と、そして幸子(犬)だけだ。その3人だけが時が止まったかのようにいつまでも人生の踊り場で足踏みしている。下の方から子供たちが階段を2段飛ばしくらいでガンガン駆け上って来る。私たちは追い付かれたくないのだが、いつかあっというまに追い付き追い越されるだろう。でも一方でそれを心待ちにしているような気持ちもある。
いつか追い越されるんだろうが、私らもゆっくりでもいいから、一段一段上っていきたいもんだと思う。