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サマージャム'23(2023.07.27)
終業後、視界が白くなるような暑さ。会社を出て最初の信号待ち。目の前をカリフラワーみたいな金髪の真っ黒に日焼けした男が通り過ぎていく。「メンディーか!」と思うが、まぁそんなわけない。メンディーが、まさかこんな。
それから大分市中心部。またしても信号待ち。不自然なくらい高いヒールを履いた貴婦人みたいな日傘をさした厚化粧の女の子が通り過ぎた。どこに行くのだろう。夕方の5時半。どこかの地下かマンションの一室で行われる秘密のパーティーにでも行くのか。それならば私もどうか連れていって欲しい。
そしてルームミラーを見ると、後続の車に乘った寺尾聡(ルビーの指輪)か木根尚登(TM NETWORK)みたいなサングラスの男が頭を抱え込んでいる。首には冷たい輪っかをしているが、それでもどうにもままならない悩みがあるのかもしれない。悩みの根っこは深そうだ。
別大道路を過ぎて別府に入り、郵便局脇の信号を待っていると、海側から歩いてきた女の子5人組は遠目にNewJeansみたいだったが、近づいてくると単にそういう感じの雰囲気の女の子たちだった。そもそも彼女らはたまたま5人になっていただけで、信号を渡るとスッとバラバラになってしまった。彼女たちはまさか自分らが見知らぬおっさんからNewJeansのように見られていた事なんて思いもしないだろう。どうかバラバラになってもみんなそれぞれの道で頑張って欲しいと思う。
ふと海側を見る。別府湾には巨大な積乱雲が。核爆発でも起きたかのような。
夏本番。