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猟奇的な妻(2024.09.19)

私の右腕の怪我、傷口がなかなか塞がらず、痛い。

その怪我した時の事を未だにイジってきて、ゲラゲラ笑う妻。
処置してくれるのは有難いのだが、私が痛がるのを心底楽しんでいるようで、処置をする際、ガーゼを一気に剥がして私が悲鳴を上げるのがたまらないみたいだった。だからもうガーゼは自分で剥がすようにしている。

そして妻は執拗に私の怪我を叩こうとしてくる。音もなく近づいて来て、気が付くと背後に立っている。そして私の怪我の部分を狙ってくる。

私は冗談抜きで怪我を叩かれるのが怖いので、家の中を逃げ回る。目をぎらぎらさせて追いかけて来る妻。いつも気怠そうに閉じてるのか開いてるのか分からないような小さな目が、大きく見開かれている。怖えぇ。

風呂に行ったと見せかけて、油断した私を襲ってきた事もあった。風呂に行くフリして洗面所で息を潜めていたのだ。

「風呂入ったかな・・」と給湯器にあかりが点くのを確認している私の所に忍び寄って、素早く怪我を狙って来た。私は怪我を叩かれて悲鳴を上げた。

だけど、そうしている間妻はたいへん機嫌が良い。私と遊んでいるのが楽しいのか、激痛で顔を歪めて悲鳴を上げる私を見るのが楽しいのか、まだよく分からないが、妻が生き生きしているのは少し嬉しい部分もある。

皆さんもこういう経験ってありませんか?

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