見出し画像

接しやすい!(2024.08.09)

妻が接しやすい。

妻の心の糸はとても細くてピンと張っており、ちょっと雑に扱うとたちまち切れてしまうのだが、今日私が仕事から帰ってから話していると何か全然雰囲気が違う事に気づいた。

話が続くのだ。

いつもは何か少し気持ちに触る事があると妻はイラッとして話がそこで途切れるのだが、今日は多少子供たちがやらかしても、私が失言をしても、妻はそれをフラットに受け止めて、きちんと「言葉」で対処していた。イラついた態度を見せなかった。

私はそれですぐに気づいた。「ああ、薬をちゃんと飲んだんだな」と。

「ああっもう!」とか「チッ」とかやらない妻。言っても下の子二人は妻がどう振舞おうが、我関せずなのだが、長男と私は妻の言動にいつもちょっとだけ注意を傾けている。私なんかは人の顔色ばかり見て終始びくびくしている様な性質なので、いつも目の端で妻の顔色ばかり見ている。無意識に。

そんな妻が接しやすく、話しやすい。会話のキャッチボールが続く。妻が落ち着いた感じで今日一日の嬉しかった事や困った事を話してくれる。長いセンテンスで。しかも忙しい夕飯前後に。

妻はここのところ病院から処方された薬をわりかし飲むようになった。私が「人の意見を聞けよ」とかさんざん言ってたのを長男が聞いて、無邪気な長男が同様の事を妻に言ったのが堪えたのかもしれない。「ママは人の意見を聞かないよね!」と。

今日、妻は休職中の職場に行って、話し合いをしてきた。「電話で済ませたら良いんじゃない?」と私はさんざん言ったのだが、めちゃくちゃ行きたくないであろう職場に行って妻は上司や事務方と話し合いをしてきた。

話し合いはようやく前向きな方向に進んだみたいで、少し胸を撫でおろした部分もあったのかもしれない。妻の、ずっと続くように思われた休職期間に、とりあえず終わりが見えたのだ。

夕飯後、洗い物をしながらオリンピックを見ていると神奈川で地震があった。私がかつて住んでいて、弟が今も住んでいる川崎の近くだった。

元旦に石川で大きな地震があって、今度はお盆かよと妻と話した。「神様が怒っているな」と私は思わずにいられなかった。狂気的な暑さと暴力的な雨、そして地震。「みんなこの国から出てけ」と神様的な何かが言っているみたいだ。

今日から長い長いお盆休み。死にたくなるような6連休。いらない。そんなに長い休みいらない。3日で良い。そう妻と意見が一致した。

コミュニケーション可能な妻と手を携えて、この長いお盆休みを乗り切ろうと思う。地震に注意しながら。

どうか皆さまも地震の事を頭の片隅に少しだけ置きながら、良いお盆をお過ごしください。

いつもありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?