競馬(2023.03.17)
「ハマった沼を語らせて」というお題で書く。
「ハマった」というより、かつてハマっていたというもの。
もうだいぶ昔。学生で、熊本にいた頃。私は競馬シミュレーションゲーム「ダービースタリオン」というやつに死ぬほどハマっていた。その流れで実際の競馬もやるようになって、ほとんど一日中そのことしか考えていなかった。
競馬をやるためにバイトをし、毎週末は熊本の実家から今はなき「荒尾競馬場」という地方競馬場まで片道1時間半ばかり原付を走らせて、その場外に設置されたJRAの場外馬券場で馬券を買って一喜一憂していた。
いつも「上限1万円」をルールに馬券を買っていたが、私の予想はまぁまぁよく当たった。どちらかと言うとトータルで勝っていた。
そして私はとにかく馬が好きだった。馬券は買わずともレースを見る事も多かった。一生懸命走る馬を応援し、その頑張りに感動した。毎日生きてるか死んでるか分からないような毎日を送っていたが、競馬を語る時だけは輝いていたと思う。
しかしその思い入れのある馬が次々故障していくのを見て嫌になった。そして約一年半もの間競馬しかしていなかったのに気づいて「これはヤバい」と思い、それからきっぱり競馬はやめた。
今でもたまに競馬は見る。そして昨今はネットで手軽に馬券を買えるようになったので、余裕ができたらまたちょっとやってみようかなと思う。
妻に内緒で。