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伍魚福のビジネスモデル〜その2「ハブ&スポーク」〜
今回は、伍魚福の物流システムの話です。
伍魚福の協力工場は、全国に約200社。北海道から、鹿児島まで、各地に点在します。以前は沖縄にもあったのですが、現在は残念ながら休止中です。
沖縄に限らず、全国の「おいしいもの」を作っている食品製造業の皆さま、伍魚福と一緒に商品を作りませんか?
提案をお待ちしています。
ちょっと話がそれましたが、物流業界の用語で「ハブ&スポーク」という言葉を聞き、まさしく伍魚福の物流システムをあらわす言葉だと感じたことがあります。
「ハブ空港」という言葉は聞いたことがあるのではないかと思います。
拠点となる空港で、日本の国際線のハブ空港は、成田と関空です。
全国各地の国内空港から、ハブ空港に飛び、そこから世界に羽ばたくことになります。
国内空港からハブ空港に集まるラインが「スポーク」です。
自転車のハブとスポークをイメージするとわかりやすいですね。
広大なアメリカの航空輸送を効率化する中で生まれたビジネスモデルです。
伍魚福の商品も、全国各地からいったん神戸と神奈川県綾瀬の物流センターに届きます。
そこからご注文に応じて、全国の小売業の皆さまにお届けします。
北海道で作った商品が神戸経由でまた北海道に届いたりするので、一見非効率的にも思えますが、もし、小売業の方が、伍魚福のような品揃えを自分でやろうとするとどうなるでしょうか。
ウニは、山口県の工場に発注します。1本では送れないので、1ケース24本入を2ケース・48本が1ロットとなります。
さつま揚げは、鹿児島の工場。これも同様に1ロット120個。
生ハムは北海道の工場。こちらは1ロット200個です。
ソーセージは、ちくわは、イカの一夜干しは・・・。
たくさんの店舗と、たくさんの時間のある小売業のバイヤーさんであれば、そういう交渉を何ヶ所もして、店舗に配布してロスなく販売することができますが、そんなことができるのは、ごく一部の超大企業のみ。
そこで、伍魚福の出番です。
伍魚福のお客様繁盛係(営業担当)にお申し付けいただければ、今日注文して明日からでも、最大400種類もの商品をバラの1つから仕入れて、売場に並べることができます。
実は、とても効率の良い物流システムである、と言えますね。
「酒の肴」という嗜好品であるから、なおさらこのやり方が適しているのです。
日々大量に販売される生活必需品は、消費地に近いところで製造し、物流をしたほうがメリットがあります。
今後も、伍魚福しかできないことにどんどんチャレンジし、磨き上げ、お得意先小売業の皆さまを通じてすべてのお客様のお役に立ちたいと考えています。
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