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精進料理に目覚める3歩前 #23

ついに。。。

やっと。。。。

雨が降ってくれたのである!!

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太陽ばかり浴びてよれよれになりかけたさとうきびも
ご覧の通りである。

雨によって一週間ほど畑に行くのをさぼっていたら
見事にサトウキビの方がワタクシの背より大きくなっている。

ああ。

無常。



さて。このnoteはワタクシがアトピーさんと体調不良さんから逃げ回るために食事を精進料理の方向に進めていくものである。あくまでも途中。なので、まだお肉も食べたいし、お腹を壊す原因のニンニクも食べたい、小麦粉使って揚げ物も食べたい。。などなど数々の誘惑に立ち向かいながら進んでいるような進んでいないような状況を記している。



雨が降りそうなので草取りを休むのに
ちょうどいいやと船に乗る。

雨の日に乗るのはアトラクション的な予感しかしなかったので
一足先に前日の晴れで移動を試みた。

うむ。快適。

宿もすんなりお安く予約できた。


宿の隣の電気の点いていない建物の窓際にディスプレイされていた
お皿に一目ぼれ。。。。


おおおおおお、やちむんよ。
これを運命と呼ぶのであろう。


所有に対する欲とはおさらばしたと思い込んでいたのだが
人生そう簡単に欲から解放されるわけではないのだ。

一目ぼれをしたからには手に入れなければならない。


運命的な出会いを果たした水曜日。

その店舗に灯りはない。
運命のやちむんから目を離すと

看板がある。


その看板に記されている定休日と営業時間は


WEDNESDAY
THURSDAY 
13:00-19:00

.......

。。。。。うむ。
ワタクシの帰りの船の出港日。。

金曜日。


更に、帰りの船の出港時間。。


14:00

つまり。
乗船開始13:15

金曜日は雨予報なのでアトラクション的胃袋シェイクを想定して
早めに横になれる安全地帯を確保したいのだ。

ひとめぼれスポットから船までの所要時間10分。


つまり。。。

買い物時間。。。




5分。


お値段すら分からない運命の出会いであるが
この5分に全てを賭けようと心に誓う。



。。。当日。
朝から予報にない雨。どころか大雨。
止みそうにない雨である。

2日前の誓いはどこへやら。

8:30 雨と一目ぼれの皿を天秤にかけて
このまま朝9:00の船に乗ってしまおうか悩む。

午後の船に乗る理由は一目ぼれの皿以外にないのだ。

チェックアウト時刻は11:00。

橋の上の厚い雲を見上げながらせっかくいいホテルに
滞在しているのだからギリギリまで粘ることを決意して、
目の前を通過していく船を見送る。


グッバイ、フェリー。

10:30に小雨に変わったところでチェックアウト。
時間があるので普段見ることのできない景色をカメラに収める。


12:30くらいから時計と雲の様子を見比べて
そわそわしながら近辺をうろうろ。

12:55 土砂降りアゲイン。

13:00になるかならないかのタイミングで
運命のドアを開けて一目ぼれのやちむんにご対面。

ああ。

会いたかったよ。

だが、ワタクシにはタイムリミットがあるのだ。
迷っている暇はない。

お値段も目玉が飛び出るほどでもない。
ちょうどいい価格である。


今回は青い君たちに決めた。

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雨に濡れないように紙袋にビニールをかけてもらって
船に乗る。


胃袋シェイク防止の安全地帯を無事にゲット。
後は3時間意識を失っておけばいい。



さて。
いい加減食事の話をスタートさせよう。

これだけの前置きを用意したのだ。

今回はもちろんこの運命のお皿に料理を載せて
ニヤニヤしていた記録である。

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テーブルが傷だらけであるが。。。。
ワタクシもボロボロである。


3時間。船に胃袋をシェイクされ続けた後。
家になんとか辿り着いて、残り物と家にあるものを載せてみる。


んん?
何か違和感。

完全に浮かれポンチだったので
ここにきてお茶碗だけ手に入れそびれたのに気づく。

次回の出会いに期待しよう。


それにしても船による胃袋シェイクのダメージが大きいので
全て食べやすいもの。

更に。
この場合効くか分からないが庭からキク科の薬草
ンジャナを採って抗ってみる。

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名前の通りとてつもなく苦いので味噌と黒糖とみりんで炒めて
ご飯のお供にしてみる。


よく味噌汁に入れているのだが名前も分からない
ピンクの綺麗な花を咲かすこの野菜。

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ちょっとヌメヌメなのだがクセが少ないし野菜の少ないこの時期に
大活躍なのである。


更に。
葉野菜の少ないこの時期、野菜と言えば

そう。

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ゴーヤーである。

未だに苦さは克服できていないのだが
この時期あちこちから届くのでありがたく頂く。

綿は綺麗に取り除いて。
水にさらすか塩もみする。

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この日はワカメちゃんと油揚げさんと。

今回もわかめちゃん登場である。


魚はなんだか分からない。
冷蔵庫にあった食べかけの煮つけを引っ張り出してきたのだ。

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アカジン?

魚の名前は未だにちんぷんかんぷんである。
何度聞いて、何度調べても見事に毎回初めましてなのだ。


今更なのであるが、今回はお皿との
運命的な出会いの物語になってしまった。


このお皿に載せた更なる料理の紹介はまた次回にしようかい。


そうだった。
一番大事なことを毎回忘れている。


前回も書き忘れたのだけれど
農家さんのお手伝いを終えた一因だった
汗とアトピーさんの良すぎる相性。

汗をかけば必ずアトピーさんが自分の出番を確信して
飛び出してきていたのだが。

今年はこんなに暑い場所で滝のように汗を流しているのに
全く体に こんにちは していない。

恐るべし。

食生活。

畑で50センチおきに遭遇する毛虫くんに
腕や足は攻撃されていて別の痒さとブツブツはあるのだが。

人生初の奇跡の夏である。


んじゃな。

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