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miro×生成AI×心情語
心情を読み取るトレーニングなんてどうでしょう。
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国語の教科書から読み物教材が大幅に減少しています。もちろん、現代の国語力に求められるものは、昔とは異なっているでしょう。しかし、パーソナルメディアの普及により、子どもたちは自分の興味に合ったものだけを見るようになり、目や耳から入る言葉や自分が感じたことのない感情について考えたり、気づかされたりする機会が減っています。これにより、自分が経験したことのない感情を想像したり、未経験のシチュエーションでの登場人物の心の動きを追うことが非常に難しくなっています。
私たちが当たり前だと思い、教えている中でも、肝心なことが子どもたちには伝わっていない場合もあるのではないでしょうか。そのため、短いトレーニングでも繰り返し行うことで、子どもたちの語彙を増やし、彼らの理解力を高める手助けをしたいと考えています。
心情語を探す機会をつくる
今、2,3年生に思考ツールやmiro(オンラインホワイトボード)を使う知識や技能を鍛える活動を朝学習で取り入れようと相談しています。担任の先生も一緒に参加してもらいながら、思考ツールの使い方を含めてmiroを活用する方法を学んでもらおうと思っています。いくつか考えているアイデアがるのですが、これも使えるかなと思っています。
一人一人にこんな感じで短めなテキストと心情語を示します。
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ペーンツールを使って、心情についての表現を探して線を引かせます。
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こんな感じかな。
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それがどんな感情なのかをカードを貼り付ける感じで検討します。カードは事前に示した心情語を使ってもいいですし、それ以外の言葉を加えてもいいと思います。
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ちなみに、このお話は生成AIにつくらせています。
教材の作り方
スプレッドシートの心情語からいくつかのキーワードを選びます。
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次に、ChatGPTに次の指示を与えました。
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生成されたお話がこんな感じ。
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最初は、これでもいいのかなと思いつつ、もう少し難易度を上げたいと思いました。そこで、こんな指示を追加してみました。
「直接的にそれらを使わずに比喩や人物の行動や言動から読み取らせたい。」
そして、完成したのがこれです。
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心情語は様々なものをまとめてありますが、教材となる話の創作が手間でした。しかし、そこもAIを活用すれば、簡単にクリアできそうです。心情語を変えたり、設定を変えればどの学年用にも教材を作成できそうです。
おわりに
9月には、朝のトレーニングを4回ほど計画しています。授業でMiroのようなオンラインホワイトボードを効果的に活用するためには、アプリの使い方や機能を知り、操作に慣れることが必要です。ただし、単にアプリを使うだけでなく、意味のある活動を行いたいと考えています。そのため、文字入力なしでできるMiroを活用した考えるトレーニング、例えば、比較、分類などを準備しようと思っています。