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起業して3年間で求人広告費1,500万を費やし発見した採用活動で必要な事。その②求める人材

前回は採用活動に於いての取引相手について書きましたが、今回は求める人材について書きたいと思います。

求人広告出稿にあたりまず広告会社から質問される内容の1つにこの「求める人材とは?」があると思います。求める人材は?と聞かれると皆さん理想論を語り始めてしまうケースが多いのですが、求める人材を野球で例えたら4番でピッチャー!みたいな打てて、走れて・・さらに年棒は安くて・・・なんてそんな人いるはずないですよね(笑)

話を戻しますが、経験者なのか未経験者なのか?年齢は若い方が良いのか?経験があるベテランなのか?住まいが会社や店舗から近い方が良いのか? 前職までのキャリアなのか・・・こんな感じで絞り込むのがまず手始めにするところかと思いますが、私が経験してきた結果から言うと・・・このような条件で絞らない方が良い!が私が導き出した答えです。経験者には業務内容の改善に対しての意見を聞くことも出来ますし、未経験者であれば業務内容をもっとわかりやすく理解してもらう為にはどうすればいいか?などの意見を聞くことが出来たりします。

もちろん職種によっては専門技術を習得していなければ、仕事にならず教育している余裕はない職種・業種もあるとは思いますので、絶対ではありませんが、それでもいわゆるスキル重視での採用活動は費用対効果に乏しいと私は思います。前回も書きましたが条件面でフィルターを掛けてしまうというのは入社後長く働いてもらえない・・などの、今は見えてないリスクと戦う事になります。

前回も書いたように会社の理念、創業者の設立時の想いなど、同業他社と比較して自社の優位性や特徴など、この会社で働いたらこんな風になれるのかな?自分だったらこんな事が出来るのではないか?などを求職者が想像出来るようなところが大事だと私は考えます。

駅から近いから、給与が高いから・・・なんていう条件面だけでは人の心は動かない。長く働いて会社に貢献しよう。なんて思う社員の採用は出来ないと思います。

私は飲食店や食べ物をよく例えにだして話すことが多いのですが、駅から離れてても、決して安くはなくても、店構えが少々古くても、自分の好みに合ったお店って通ったりしますよね?採用活動もこんなイメージが必要だと思います。そして給料はそんなに良くないけど、この会社で働いてみたい!と思ってくれる社員が採用出来ていけば会社の売上もおのずと上がり支払う給与もアップさせていけるはずです。

企業として求める人材とは?に対する私の答えは・・

会社の社風や理念に共感してくれる人

です。スタートアップ企業であれば当然大手企業のような高い給与や手厚い待遇を提示するのは厳しいと思います。しかし創業者の考え方や見据えている未来に共感してくれる人は必ず見つかると思います。そして会社の理念に共感して入社してきた人は会社の方向性がずれたり間違っていなければ長く勤めてくれるはずです。私も色々なアングルから採用活動を行ってきましたが条件面などで採用した社員は早くて3か月、長くても1年で退職する人が多かったです。すぐやめてしまう人と長く勤めてくれる人の違いは何か?という事を検証した結果、採用時に条件面で入社した人達は比較的早期退社してしまう傾向がある事に気付きました。そして今一度初心に帰り、私自身の熱意や会社の方向性、やろうとしている事を募集文章に載せたところ、その内容に共感し、応募して来てくれて今も一緒に働いてくれる仲間に出会えました。媒体の反響を気にして他社の条件など気になる事も沢山ありますが、出来もしない事を広告に記載し信頼を失うだけになりますので過大な表現は控えた方が良いですよ!



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