新世紀エヴァンゲリオン#1 ハコ書き
T「時に、西暦2015年」
○水没しているビル郡
第三使徒「サキエル」水の中を進んでいる。
戦車隊、サキエルを待ち構えている。
サキエル浮上。
N「特別非常事態宣言が発令されました」
○無人の駅
T「全線運転中止」
○無人の町
葛城ミサトが運転する、青い車が走っている。
ミサト「よりによって、こんな時に見失うなんて」
車の中には「イカリシンジ」の写真が置いてある。
○公衆電話
シンジ(14)何処かに電話しているが、電話が通じない。
シンジ、ミサトの写真を見る。
T「私が迎えにいくから待っててネ♡」
シンジ、腕時計を見て、シェルターに向かおうとする。
一瞬、制服の綾波レイ(14)が登場する。
シンジ、電柱に止まっていた白い鳩に気を取られる。
レイいなくなる。
戸惑うシンジ。
爆風。
耳をおさえるシンジ。
航空隊のヘリを追いかけるサキエル登場。ビル郡よりも大きい事が分かる。
驚くシンジ。
○ネルフ本部
冬月「15年ぶりだね」
碇ゲンドウ「ああ間違いない。使徒だ」
タイトル「第壱話 使徒、襲来」
○市街地
航空隊のヘリがサキエルを火器で攻撃するが、足止めできない。
シンジ戦いに巻きこまれ倒れると、ミサトが車で助けに来る。
ミサトとシンジ、戦いから車で逃れる。
航空隊や、戦車部隊のミサイルをサキエルに発射するがびくともない。
○ネルフ本部
苛立つ三人の国連参謀達。
冬月「やはりATフィールドか」
ゲンドウ「ああ、使徒に対して通常兵器では役に立たんよ」
緊急の電話が鳴る。
参謀「わかりました。予定どおり発動します」
○市街地
サキエルから遠のく、航空部隊。
ミサト、車の中から双眼鏡でサキエルを覗いている。
ミサト「N2地雷をつかうわけ?」
ミサト、シンジを抱きかかえて伏せる。
大きな爆発。
サキエル、光にのみこまれる。
爆発の衝撃でミサト達の乗る車が倒れる。
○ネルフ本部
喜ぶ参謀達。
○市街地
倒れた車を起こすミサトとシンジ。
○ネルフ本部
サキエルの生存を確認。
落胆する参謀達。
○車の中
ミサト、シンジを乗せてネルフ本部へ向かう。
○市街地
サキエル、傷を自動で修復中。動かない。
○ネルフ本部・地下
車、リフトで移動する。
シンジの父親がネルフ本部で働いていることが分かる。
○ネルフ本部
国連からゲンドウへ作戦の指揮が移り、三人の参謀居なくなる。
冬月「どうするつもりだ?」
ゲンドウ「初号機を起動させる」
○ネルフ本部・地下
・回想
幼い子供の頃のシンジ、一人で泣いている。
ミサトにIDを渡すシンジ。
T「来い碇ゲンドウ」
ミサト、ネルフのマニュアルをシンジに渡す。
不安になるシンジ。
ジオフロントが見える。
CM
○ネルフ本部
シンジを連れてネルフ本部で迷うミサト。
○初号機・置き場
赤城リツコ登場。
○エレベーター
ミサトがエレベーターを降りると、リツコとはちあわす。
リツコ「葛城一尉」ここで、ミサトの階級がわかる。
○ネルフ本部
碇ゲンドウ、初号機の場所に向かう。
冬月「三年ぶりの再会か」
○ネルフ本部・リフト
初号機の場所に向かうリツコ、シンジ、ミサト
○初号機・置き場
初号機を見るリツコ、シンジ、ミサト。
ゲンドウ登場。
ゲンドウ「久しぶりだな」
シンジ、ゲンドウから目をそらす。
ゲンドウ「出撃だ」
ミサト「パイロットがいないわよ」
リツコ「碇シンジくんあなたが乗るのよ」
ミサト怒る。
ミサトを説得するリツコ。
ゲンドウとシンジのやりとり。
シンジ、初号機に乗るのを嫌がる。
冷たくするゲンドウ。
○市街地
サキエル、ネルフ本部に攻撃する。
○ネルフ本部
揺れるネルフ本部。
シンジを説得する、リツコとミサト。
シンジ顔をそらす。
ゲンドウ「冬月、レイを起こしてくれ」
シンジ、自己嫌悪になる。
シンジ「いらない人間なんだ」
包帯だらけの綾波レイが、移動式のベットで運ばれてくる。
○市街地
サキエル、ネルフ本部に再び攻撃する。
○ネルフ本部
建物が壊れ、シンジに壊れた一部が飛んでくるが初号機が腕で防ぐ。
パイロットがいないのに、初号機が動いた事に驚くネルフの人間達。
リツコ「まさか、動くはずないわ」
ミサト「いける」
レイ、ベットから倒れる。
シンジが抱きかかえると、手が血でべっとりとしている。
シンジ「逃げちゃだめだ」
シンジ感情の高まり。
シンジ「僕が乗ります」
○初号機内
制服のまま、初号機に乗り込むシンジ。
オペレーター「エントリープラグ注水」
オレンジ色の水に体を覆われるシンジ。
シンジ「なんですかこれ」
リツコ「大丈夫、肺がLCLで満たされれば、直接酸素を運んでくれます」
シンジ「気持ち悪い」
ミサト「我慢しなさい、男の子でしょ」
オペレーター「初期コンタクト全て問題なし」
リツコ「いけるわ」
ミサト「発進準備」
初号機、射出口へ移動。
○ネルフ本部
リツコ「発進準備完了」
ミサト「かまいませんね?」
ゲンドウに支持を仰ぐミサト。
ゲンドウ「もちろんだ」
ミサト「発進」
初号機、射出口から発進する。
○市街地
初号機、サキエルと対面する。
終