2018年ウラジオストク旅行記⑧ロシア料理といえば…?
ロシア料理と聞いて一番に思い浮かぶのは何だろう。
やっぱりボルシチかな?
「ボルシチはウクライナの料理だよー!」と少し詳しい人からは声が上がりそうだけど、ロシアでもずっと日常的に食べられているのでロシア料理と言っても良いだろうと思う(←起源の主張という話ではなく、ロシアで広く食べられている料理と言う意味で)。
この旅行に行く何年か前、ロシア料理に興味を持った時も、最初にイメージしたのは真っ赤なボルシチだった。
家にあるロシア関連の本を見ると、ほとんどの表紙にボルシチの写真や絵が描かれている。その事からも、やはりこの料理を連想する人が多いのではないだろうか。
家では何度も作ったけれど、まだロシア人の作るボルシチを食べた事はなかった。都内のレストランやホテルで食べたことはあったけど、それがどの程度ロシアなのかはよくわからない。
やっと来られたロシア。本場のボルシチを食べてみようじゃないか…!
人気店「ローシキ・プローシキ」
ガイドブックやWEBでウラジオストクの観光情報を調べていると、必ずと言っていいほど出てくる店がある。
それはペリメニ専門店の「ローシキ・プローシキ」。
今回はこのお店に行って、ロシア料理で有名なメニューを試してみるよ!
ペリメニとは何かについては後で説明するとして…まずはお店のデザインに触れておきたい。
お店は地下で、入口はこんな感じ。パステルグリーンがとってもかわいい!
日本人観光客に人気のお店なんだけど、そりゃあ皆行くわな!ってくらい日本人好みだと思う(←主語がでかい)。
店内は写真を撮らなかったんだけど、結構広さがある。
内装は、壁は赤茶色のレンガ、腰壁は明るい木の板、テーブルも椅子も木がふんだんに使われていて、とにかくほっこり系で可愛らしいのだ。
先にも書いたけど、このお店は日本人に人気。なのでちゃんと読めるタイプの日本語メニューがあった。
豊富なメニューの中から、胃袋の許す限りでロシア料理を体験していく。
まずはやっぱりボルシチ!
ボルシチにはふんわり系のパンと、スメタナ(サワークリーム)がついてきた。パンはたしかガーリックの風味がついていたと思う。
知っている人も多いと思うけど、ボルシチの赤はトマトの赤ではない。ビーツという根菜を使うので赤いのだ。
ビーツは赤というより赤紫色の野菜で、茹でてカットするとまな板がちょっとした事件現場になるくらい激しい色をしている。
ビーツを食べたことがない人に味を伝えるのはとても難しいんだけど、ビーツありと無しでは結構味が違うんだよなー。
トマトの酸味と一緒にビーツの穏やかな甘さを感じられるので、私はビーツの入ったボルシチが好きだ。
さて初めてロシアで食べたボルシチ。
家で何度も作ってきたので味に驚きは無かったけれど、とても優しい味がした。味の答え合わせをした気分だった。
看板料理のペリメニ
この店はペリメニ専門店だと上で書いたけど、せっかくなので看板メニューも食べていきたい。
ペリメニとは簡単に説明するとロシア版の水餃子で、白いもちもちの皮に野菜や肉を詰めて茹で上げたもの。
ちなみに包み方は餃子とは違って、パスタのトルテッリーニと同じ感じ(詳しくは検索してね)。
ソースとしてスメタナ(サワークリーム)とお醤油っぽいソースがついてきた。
お醤油とか出されると雰囲気台無し~!って思ったけど、アジア人観光客に配慮しての事かなと思った。違うかな?
味は、肉ぎっしり系の水餃子だと思ってもらえたら良いと思う。
水餃子が大好きな私はこんな量ぺろりだよ!って思ったけど、肉の密度がすごくてかなりお腹がいっぱいになった。
ヴィネグレットサラダ
単独で撮ったものがなかったんだけど、下の写真左側のお皿がそれです。
ヴィネグレットサラダは、ビーツやジャガイモ、ニンジン、玉ねぎなどをダイス状にカットして和えたもの。
ビーツの赤紫に染まって毒々しい色だけど、とても美味しい。上に乗っているのはネギの青い部分だったと思う。
ヨーロッパにもネギはあるけど、このネギちゃんは馴染みのあるネギの味がした。地域が近いから、食べている物も近いのだろうか…。
さてこの三つでロシア料理体験は終了~!
私は結構食べれる方なんだけど、かなりお腹がいっぱいだよ!ペリメニの肉がなかなか重たいっ!でもとっても美味しかったなー。
つづく