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どちらかを好きで、どちらかを嫌いなんて、そんな、はっきりわけることなんてできない。

先月の当時から連続投稿を始めて、毎日欠かさず続けてきていたのですが、昨日は友達と会ってうっかり飲み過ぎてしまい、気がついたら朝でした。

以上、言い訳でした。

東京に遊びに行く前日の夜、以前東京でルームシェアをしていた友達の波ちゃんから、なんと5年ぶりにメッセージが来て、

「子供が生まれました」、と。

それで、今は実家の埼玉にいると言うので、ちょうど良いタイミングだと思い、顔を見に行くことにしたのでした。

特に予定を決めずにいた事が幸いしました。おかげで行く日と時間はすぐに決まりました。

東京1日目に東京都美術館でライティング仲間に会い、そこの物販で波に乗っているスヌーピーの手拭いを見つけたので購入しました。

波ちゃんの赤ちゃんにプレゼントするためです。それと、波ちゃんが好きそうな妖怪が描かれたタオルも買い、ちょうど良い買い物ができたと満足しました。

次の日、波ちゃんに会いました。赤ちゃんはぷくぷくとした男の子でした。

ここ5年程妊活を続けてようやくできた子で、生まれてすぐに、103歳のおばあちゃんが亡くなったそうです。

波ちゃんの実家に行きとおされた部屋はまさにおばあちゃんの部屋でした。亡くなってから整理をしたようで、すっきりと片付いていました。

壁には宝塚のカレンダーが飾られており、

「おばあちゃん、宝塚が好きだったんだねぇ」
と言うと、

「いや、これはわたしの推し」
と返ってきました。


お前かい。


波ちゃんは以前会った時はアングラ地下アイドルにハマっていて、その不完全さがたまらないのだと言っていたのですが、

この5年ですっかり嗜好が変わり、今はつくられた完全さに心惹かれて宝塚に激ハマりしているということでした。

新たな命がうまれ、
一方でひとつの人生の幕が閉じる。

不完全さに惹かれた後に
完全さに酔いしれる時代が訪れることもある。

結局波ちゃんの宝塚の推しの話が大半を占めたわけですが、僕と波ちゃんの間で、ぷくぷくとした男の子はそれをにこにこと聞いてくれました。

波ちゃんの子は、
肋骨が一本足りなくて、脚がちょっと短くって、
これからちょっと、大変かもしれない。

この子も、それを乗り越えて、
どんな面白い子になるのでしょう、ね。

きくちさんは、おもらしをよくするから
しっこさんとよばれている。

わたしはしっこさんのことが
あまりすきじゃない。

すきじゃなかったんだけど

わたし、あるときね、。

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