すなお君の人生が、僕に与えてくれたもの。〜死を受け入れ、人生を敬った先に、僕の生きる道が拓かれた〜
夏の間ずっとサボっていたが、今日久しぶりに床を水拭きした。ベランダの窓を開けてせっせせっせと磨いていると、〝今”しか見えなくなってくる。
朝起きて直ぐに洗って干した布団カバーと敷きパッドが、ベランダの物干し竿に仲良く並んでぶら下がっている。今日はとても天気がよくって、床を拭いていると少し汗ばむくらいだ。洗濯物の隙間から、心地良い風が吹いてきて、僕のひたいを撫ぜた。
もうすっかり秋だった。秋は年々短くなっている気がする。もうすぐ冬がやってきて、また床を水拭きするのが億劫にな