30代教員が紹介!夏休み、日直の先生たちは何してる?
今回は、夏休み中に日直になっている先生がどんな仕事をしているのか紹介していきたいと思います。
(1)仕事内容
地域や学校によって違いはあると思いますが、勤務する地域の日直は、勤務時間中に次のような仕事を行っています。朝から順番にご紹介していきます。
① 勤務時間と出勤
勤務時間は8:20~16:50で、12:00~12:45が休憩時間に設定されています。8:20ちょうどに朝の打ち合わせがあるので、少し余裕をもって出勤します。
② 校内巡視
朝の打ち合わせが終わったら校内を巡視し、異常(盗難や破損など)がないか確認します。夏休みは暑い中での巡視なので、巡視も意外に大変です。
巡視の中で水道の使用量もチェックして記録をしています。最近プールの水を給水しっぱなしだったニュースを聞きますが、プールの管理って意外と大変なんです…。
③ 職員室で事務作業
朝の巡視が終わったら職員室に戻って事務作業を行います。その間に、
電話対応(コロナ関連含む)
来校者の対応
文書の受け取り
などその都度発生するタスクをこなします。
夏休みでも部活の欠席連絡や、他校の先生からの電話、コロナの連絡など結構電話がかかってくるため、職員室は意外に忙しいです。
夏休みは、日直以外の先生が部活の指導中で電話を取り次げないことも多く、電話対応が結構大変です。日直を担当するたびに、電話連絡がもっと減るといいなぁと感じます。笑
④ 昼休憩
12:00~12:45は昼休憩です。夏休みは給食がないので、先生たちはコンビニで買ってきたり、お弁当を持参したり、外に食べに行ったりといろいろです。
休憩なので日直も学校を離れてもOKなのですが、何となく職員室にいる雰囲気があるので、日直は割と職員室で昼食を食べていたりします。僕は、感染症対策で少し離れた場所で食べました。
⑤ 校内巡視
昼休憩と昼食を済ませた後は、再び校内巡視をします。午前中に部活動や会議などで使った部屋の窓が開けっぱなしになっていたり、扇風機が動いていたりしないか確認しておきます。
感染症対策で窓を開けるのはいいのですが、閉め忘れているケースが結構あるんですよね。特に、高いところにある窓が開けっぱなしになっていたりすることが多く、一つ一つ確認するのに割と時間がかかります。
また、鍵がかかっているように見えてかかっていない窓もあったりもします。笑
⑥ 職員室で事務作業
校内巡視が終わったら、再び職員室での事務作業を行います。午後から行う部活の方が少ないので、午後は比較的時間にも心にも余裕があります。2学期以降の授業に向けての準備を行ったり、行事の計画を立てたりして過ごします。
⑦ 校内巡視
勤務終了が近づいてきた16:00過ぎから最後の校内巡視に向かいます。施錠の確認や電気、エアコンの確認などを念入りに行います。
この時間の巡視は本当に暑いです…。
⑧ 退勤
巡視が終わったら、日直の日誌を記入して退勤です。夏休みなので勤務終了時間に退勤する先生が多いです。
部活でけがをした生徒がいたり、仕事のキリがつかなかった先生は少し残って仕事をしているケースもありますが、夏休みは早めに帰ることができます。
(2)まとめ
今回は日直の先生の仕事について記事にしてみましたが、いかがだったでしょうか。世間では、夏休みは先生も休みだと思われているようで、そういった誤解も解いていく必要があるのではないかと思う、今日この頃です。
教員採用試験の倍率が下がっている(採用人数が増えている&受験者が減っている?)こともよく話題にあがりますが、これからの教育を考える上では、教員の仕事内容をもっと多くの人に知ってもらい、仕事の魅力と課題を理解してもらうことが必要なのかなと思います。
今回の記事は雑多な記事の中の1つではありますが、学校の先生の仕事について、少しでも知ってもらえるきっかけになると嬉しいです。
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