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【WEBライターの学び方】フィードバックをたくさんもらおう!

FB
WEBライター界隈でFBというときは、フェイスブックでもフォローバックでも、ましてやフルバックでもファームバンキングでもありません。
FB=フィードバック、です。
今回は、「たくさんフィードバックをもらうことがライティング上達への道!」ということをお伝えしたいと思います。

そもそもフィードバックとは?

まずは、言葉の意味から確認しましょう。

フィードバック【feedback】[名](スル)

1 ある機構で、結果を原因側に戻すことで原因側を調節すること。電
気回路では出力による入力の自動調整機能、生体では代謝・内分泌の自己調節機能など。

2 物事への反応や結果をみて、改良・調整を加えること。

3 顧客や視聴者など製品・サービスの利用者からの反応・意見・評価。また、そうした情報を関係者に伝えること。「現場からのフィードバックを設計に反映させる」「アンケートの結果を担当部門にフィードバックする」

デジタル大辞泉(小学館)より

ライターたちの間で使われるのは主として3の意味です。
なかでも、「クライアントやディレクター、編集者などが記事の修正すべき点をライターに伝えること、あるいはその言葉や内容のこと」を指す場合が多いのではないでしょうか。

ライタ―が書いた文章は、主に「書いた本人以外の人」によって読まれます。
「書いた本人以外の人」がその文章を読んで「どう感じたか」「何を感じたか」を教えてもらえるのがフィードバック。
書いた本人はフィードバックによってはじめて、他者の視点を知ることができるのです。

悪いフィードバックとは?

私が思う悪いフィードバックとは、ズバリ「ライターの成長につながらない、あるいはやる気を損なうフィードバック」です。

たとえばあなたがこんな文章を書いたとします。

「ちゆきちゃん」の冷凍お好み焼きを食べたら…

チンして食べたら頭痛が痛かったのにペロッと1枚食べれるほどうまかったからうまかったです。
それほどうまい日本一の冷凍お好み焼きです。
なぜそれほどうまいかと言うと、ちゆきちゃんが一枚一枚ぶち頑張って焼いとるけえうまいんじゃとおもう。
それにしても野菜と肉と卵と小麦粉の組み合わせは天才にもほどがありますよね。
明日も冷凍お好焼は絶対に食べるべます。だってうまいもん。

この文章に対して、こんなフィードバックがきたらどうします?

「意味不明です。全面的に見直してください」
「ぶち頑張ったって関係ないですよね」
「ライターとして終わってます」
「〇〇が!」

だめだって言われてることはわかるけど、どこをどう直せばいいんだよ?関係ないならどうしたらいいんだよ。全面否定されたら泣いちゃうよ。

具体性がなく、一方的に非難するだけのフィードバックをもらっても、どう修正していいのか全く見当がつかない上に、心が折れます。

逆に、

「問題ありません!ありがとうございます」

これもだめなフィードバックだと思います。
なにがどう問題ないのか(ありありやろ)わからないし、ライターの成長につながりません。

よいフィードバックとは?

よいフィードバックとは、「具体的で、なぜその修正が必要かの説明がきちんとしている」「全体を俯瞰している」「ライターの成長につながり、やる気をおこさせる」フィードバックだと思います。

上の冷凍お好み焼きの文章でいうと、

「お好み焼きのうまさを伝えようとする熱意がすごいですね!
しかし、『うまい』を多用しすぎています。全体的に主観的表現が多いので、客観的な表現に変えましょう」
「この文章は、冷凍お好み焼きに興味を持ってもらい、このお好み焼きを買ってもらうことが目的です。ですから最後は通販サイトに誘導してください」
「ですます調で統一してください。読点を適宜使って読みやすく整えましょう」
「タイトルは指示通りの『レンジで5分!リピーター続出の本場広島冷凍お好み焼き』でお願いします」

理由を添えて具体的に言われると、どこを修正すればよいかが見えてきますね。

レンジで5分!リピーター続出の本場広島冷凍お好み焼き

電子レンジで5分加熱するだけで食べられる、冷凍お好み焼きを紹介します。
一枚一枚ていねいに焼き上げ、すぐに冷凍しているので、焼きたての旨さが味わえます。
野菜と肉と卵と小麦粉を組み合わせたお好み焼きは、おいしいだけではなく、栄養バランスもよい食べ物です。
ちゆきちゃんの冷凍お好み焼きを、ぜひどうぞ!

心折れずに修正できました!

どうすればよいフィードバックをもらえるの?

よいフィードバックをもらうことがライターの成長につながります。
では、どうすればよいフィードバックをもらえるのでしょうか?

①よいフィードバックをくれるクライアントを見つける

クラウドソーシングでは、さまざまなクライアントがいて、よいフィードバックをくれるクライアントと、そうでないクライアントがいます。
よいフィードバックをくれるクライアントに巡り合ったら、そのフィードバックを素直に受け止め、どんどん吸収していきましょう。
特に、誤字や脱字などの細かいことだけではなく、文章全体を俯瞰してのアドバイスは貴重です。

言われたことをきちんと記録して自分なりの「ライティングマニュアル」を作っておき、それを見ながら次の執筆をすると、記事の質がだんだんと上がってきます。
「〇〇さん!最近、とても修正が少なくなってきましたね!」
などと言ってもらえるようになったら
「いただいたフィードバックをいつも見直しているおかげです!ありがとうございます」
と素直なお礼の気持を伝えましょう

②よくないフィードバックをくれるクライアントからは距離を置く

逆に、よくないフィードバックのクライアントからは、離れていくとよいと思います。
クライアントはそこだけではありません。
気持ちよく仕事できる相手に切り替えていきましょう。

私が駆け出しの頃にもらっていたフィードバックは、「数字は半角」「画像の位置がマニュアルと違う」など、体裁についてのものだけでした。おかげで、「自分の文章には全く問題ないんだー!」と大きな勘違いを^^;
その後、文章に対してていねいにフィードバックをくださる方に恵まれ、たくさんのことを学んできました。

③ライター仲間を作る

フリーランスのライターは孤独に仕事しがちですが、ライターのオンラインコミュニティに参加すると、同じような悩みを持っている仲間と巡り会えます。
SNSでライター仲間を見つけるのもいいですね。

コミュニティによっては、添削講座があったり、お互いにフィードバックし合って記事をブラッシュアップしていく企画を持っていたりします。
そこで自分の文章を読んでもらって意見を聞いたり、独自にライター同士で感想を伝え合ったりする機会を持ってみてはどうでしょうか。

自分の癖や特徴は、他の人から指摘されると気づきやすいものです。
また、他の人の癖や特徴を知ることも、自分の文章を見つめる機会になります。

よいフィードバックをたくさんもらおう!

今回は、フィードバックについて考えました。
よいフィードバックをたくさんもらいましょう。
それを素直に吸収していくと、確実に文章が変わってきます!
よいフィードバックをたくさんもらえる環境に、自分から飛び込んでいってみませんか。

お互いにフィードバックする企画があるオンラインコミュニティが気になる方は、こちらを見てくださいね。




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