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弁理士試験の勉強で、読書量が増えた話


私の昨年の読書本数は31冊

 私は本を読み終える度に、ノートにタイトルと感想を記録します。
 昨年(2024年)の読書本の数は、31冊でした。(漫画や雑誌は含めていません)
 「読書量 平均」で検索すると、日本人の平均年間読書本数は12冊程度と出てきます。
 平均の倍以上読んでいるので、読書家なのかもしれません。

弁理士論文試験の勉強を通じて、読むスピードが上がった

 私は子供の頃から、本が好きでした。
 読むスピードは、元はそこまで速くはありませんでした。

 速くなったきっかけは、弁理士試験の勉強です。
 論文試験では、A4の問題用紙にびっしりと、前提となる状況(甲は○月×日に発明Aを出願した、など)が書かれています。
 直接の問い(甲はこの状況にどうやって対応すべきか?など)は、長い前提の説明の後に並んでいます。

 頭から読んでいては効率が悪いので、先に問いに目を通し、下線を引きます。
 問いを念頭に置いて、前提の状況を読むことで、「あの論点かな」「こういう状況への対応は5種類あるから、取捨選択しよう」と、解答への道筋が見えてきます。

 この練習を繰り返すうちに、文字を追う速度が上がりました。
 気づくと試験問題だけでなく、普通の本も速く読むようになりました。

速く読むことのメリット・デメリット

本のイメージ

 読むスピードが上がったことで、限られた時間で多くの本に触れられるようになりました。
 私が読書に割ける時間は、平日の早朝と土日しかありません。
 それでも、文字を速く追うことで、短時間に深い情報を得ることができます。

 一方で、読むスピードが上がると、小説(特に心の動きを描いたもの)や詩集をゆっくり味わって読むのが難しくなります。
 「こういうストーリーの小説だった」「こういうテーマの詩が収録されていた」という、情報だけが頭に残りがちです。
 情緒が抜けた読み方では、小説や詩集の芯をつかめません。
 速く文字を追わないように意識して読む必要があります。

まとめ

 試験勉強は大変でしたが、本を速く読む力を得ることができました。
 また、速く読むことにはメリットもデメリットもあることを実感しました。
 今年も、たくさんの本に出会えることを期待します。

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