いにしえの都・奈良を旅して、商標を検索した話
初めての奈良旅
夏は旅行したくなりますね。
私は先日、奈良に行ってきました。
奈良には前から訪れてみたいと思っていましたが、なかなか機会がありませんでした。
一緒に行った母は、「修学旅行で訪れたことがあるけど、詳細を覚えていない」と言っていました。
この夏、満を持して訪れました。
王道の奈良観光(東大寺と平城京跡歴史公園)
奈良の観光地は、近鉄奈良駅の周辺に集中しています。
駅から徒歩で東大寺に行き、路線バスで平城京跡歴史公園へ行きました。
東大寺は、世界最大級の木造建造物の中に高さ15メートルの大仏がそびえ立つお寺です。
大仏は、奈良時代に、全国から260万人が集まって造られました。
佇まいと関わった人の多さに、圧倒されます。
平城京跡歴史公園は、平城京の門や広場を再現した公園です。
中国の影響を受けた装飾的な門を潜り、街中にあるとは思えない弘大な広場を歩けます。
平城京の賑わいや集まっていた人々を想像させます。
短い距離の間に、悠久の歴史を味わうことができました。
お土産は、奈良の地域団体商標「吉野葛」にちなんだお菓子
平城京跡歴史公園内の店で、食べ物のお土産を探します。
「奈良にうまいものなし」という志賀直哉の言葉が有名ですが、そんなことはありません。
三輪素麺や柿の葉寿司、吉野葛などがあります。
迷った末に選んだのが、吉野葛を使った餅菓子です。
なお「吉野葛」は、吉野葛製造事業協同組合によって、商標登録されています(商標登録第5063961号)。
指定商品は「奈良県吉野地方産のくず粉」です。
「吉野葛」は、商標の中でも特殊な、地域団体商標に当たります。
通常、「吉野」という地名と「葛」という商品をそのまま表した名称(普通名称)は、「ひとり(一社)に独占させると同業者が使えなくて困る」「そもそも誰の商標か分からない」という理由で、登録できません。
しかし、ご当地ブランドの保護は重要です。
そのため、一定の条件を満たした場合は、地名と普通名称の組み合わせを商標登録できることとなっています。
まとめ
想像していたよりも、奈良は奥が深い観光地があると知り、驚きました。
また、グルメも多いと分かりました。
母も「他の県にはないよさがある」と感慨を抱いていました。
歴史に興味がある人はもちろん、そうでない人も楽しめそうです。
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