暗記ものの勉強をしていて、妄想が膨らんだ話
音読すると暗記できるが、自分の声に嫌気が差す
皆さんは何かを暗記する時に、どのような手段を使いますか?
私は専ら、音読します。
黙読や書き取りよりも、頭に入ります。
弁理士試験の勉強の時も、重要な条文や論点は、何度も声に出して読みました。
難しい言葉遣いの条文や論点ほど、音声にすることで記憶に残りました。
一方で、問題もありました。
それは、読めば読むほど「自分の声質が悪い」のが気になることです。
子どもの頃からいわゆる「くぐもった声」で、透明感と可愛らしさに欠けていました。
ボイスレコーダーに録音すると、声のじめじめ感が強調され、聞くに堪えません。
どんな声の人に音読して欲しいか、妄想する
音読に疲れた時は、「この人にここを読んでもらえたらなぁ……」と妄想し、声を脳内再生しました。
音読して欲しい人その1・銀シャリ橋本
銀シャリは、『M1グランプリ2016』のチャンピオンです。
橋本さんは、ツッコミ担当です。
会話をそのまま漫才にしたような「しゃべくり漫才」での、理論的でキレのあるツッコミを特徴とします。
声はやや高めで朗々としていて、長いツッコミも心地よく聞くことができます。
橋本さんの声で、「均等論の5要件」(特許法の論点であり、長くて難しい言い回しで有名)を脳内再生しました。
音読して欲しい人その2・チュートリアル徳井
チュートリアルは、『M1グランプリ2006』のチャンピオンです。
徳井さんは、ボケ担当です。
イケメンなのに気持ち悪いキャラを活かした、妄想漫才が特徴です。
彼の声は、渋い中にもハリがあり、かっこよくなったり間抜けになったりと、二面性が感じられます。
徳井さんの声で、「特許法29条の2の制度趣旨」(そこまで長くないが、一字一句覚える必要がある)を脳内再生しました。
音読して欲しい人その3・鮎川まどか(鶴ひろみ)
鶴ひろみさんは、『アンパンマン』のドキンちゃんや、『ドラゴンボール』のブルマでおなじみの声優です。
個人的に最も好きなのは、『きまぐれオレンジロード』の鮎川まどかの声です。
ツンデレキャラのはしりと言われていて、強気な時と優しい時のギャップが魅力的です。
アニメヒロインにしてはやや低めで落ち着いていて、色気が漂う声です。
まどかの声で、「並行輸入が適法と認められる要件」(商標法の論点であり、主に3つ覚えることがある)を脳内再生しました。
音読して欲しい人その4・斉藤雪乃
斉藤雪乃さんは、関西を中心に活躍するタレントです。
鉄道ファンとしても有名です。
2012年頃、ラジオ番組『斉藤雪乃のイチバンセン!』を偶然聴いて、好きになりました。
マニアックな鉄道ネタもすんなり入ってくる、澄み切った軽やかな声が特徴的です。
斎藤さんの声で、「損害不発生の抗弁」(商標法の論点であり、短いが表現が独特)を脳内再生しました。
まとめ
受験生時代、上記のように悩んだり妄想したりしていたことを、思い出しました。
弁理士になってからも、自分の声には満足していません。
改善策を練ろうと思います。