パーソナルトレーナーとして好きなことを仕事にする際の心構え②
前回の記事では自分の好きなことを職にすると挫折してしまうリスクを負いやすい旨をお伝えしました。
【参考記事】
今回は結論からになりますが、好きなことを職にするのであれば【得意なこと】を作っておいた方が断然良いです。
トレーナーとしてこれだけは自信があるという、「得意なこと」を作ってしまえば、自分の土俵で圧倒的に活動しやすくなるためです。
現時点で「得意なことが思い浮かばない」「私に取り柄などない」という方はそれはただの思い込みかもしれません。
また、いつまでもそう思っていると、その思い込みが行動にブレーキをかけるのでおすすめしません。
よって自分の得意なことは今後徹底的に探していくことをおすすめします。
【得意なことの探し方】
結論から言うと得意なことを把握しておくことはトレーナーをする上で1番大切なことだと思っています。
得意なこと=自然と出来ることです。
ストレスなくスイスイ出来てしまうので、他のトレーナーに対して「何で出来ないの?」と思ってしまうことでもあります。
さて、ここで示す得意なことの定義ですが、これは【スポーツ】や【子ども指導】といった分野のことではありません。
【得意なこと】においては【あなたが自然に出来ること】=【動詞】をさがす必要があります。
具体例がないとわかりずらいと思うので、ここでは私の場合を例に出して考えていきたいと思います。
私にとって【得意なこと】=【自然に出来ること】は
【人の立場に立って教えること】
【目の前にいる人に喜んでもらうこと】
【ものごとを分析し本質を知ること】
【人の変化を読み取ること】
【誰とでも仲良く話すこと】
【文章をわかりやすく書くこと】
【問題解決に繋がるアドバイスをすること】
【人の話を受け止めてから自分の意見を伝えること】
【些細なことまで長期に渡り記憶に残すこと】
【興味を持ったらすぐに調べること】
【ムードよくその場を取り仕切ること】
その他…
などが当てはまります。つまり私にとってはこれらは自然と出来ていること=才能に当てはまります。
こう書くと自信満々の自意識過剰と思われるかもしれませんが、本気で得意なことを探すときっと誰もが自分の才能を見つけることが出来るものです。
あくまで得意なことは苦しい思いをしてまで成し遂げられること=技能やスキルではなくて、自然に出来ること=才能です。
もちろん多ければ多いほど良いです。
【得意なことが見つからない方へ】
得意なことがないという方はセルフイメージが低い傾向にあるので思考を転換させてみることをおすすめします。
あえて苦手なことを、書けるだけたくさん書き出してみましょう。
私の場合も、
【整理整頓をすること】
【自分がやりたくないことをやらされること】
【早起きすること】
【大人数で行動すること】
【頭の中で数字の計算をすること】
などたくさん出てきます。
苦手な要素でも工夫次第で苦にせず出来るようになることもあるかと思います。その場合はどんどん消していくと良いでしょう。
その結果、実質苦手ではなくなりますし、それにより働き方の可能性を広げることにも繋がります。
苦手なことに対する解決策がない場合は、おそらくそれは真逆のことが得意にカテゴライズされるはずです。
実は苦手なことを徹底的に洗い出すことで得意なことを見出すことも出来るのです。
例 大人数で行動すること苦手=1人で行動することが得意。
自分がやりたくないことをやらされることが苦手=自分の行動は自分で決めることが得意。
このように思考を転換させることが出来ます。
また知り合いや友達に聞いてヒントをもらったり、他人と比較して優れていることを探すのも有効です。
AIが普及し始めている現代社会においては個人の苦手なことを助けてくれる状況も多くなりますし、わざわざ苦手なことを自分で作らなくても充分やっていけます。
この思考により、得意なことを徹底的に追いかけることが出来るので成功者に必要なポジティブな心構えを一石二鳥で持つことが出来ます。
出来たら20〜30個ほど、自分にとって得意なことを動詞として書きだしてみましょう。
多ければ多いほど、パーソナルトレーナーという職に対して自分らしさをマッチングしやすくなります。
今後あなたがトレーナーとして、当然のように自然と出来ることがいくつも見えてくるはずですし、それがやりごたえに変わり、それこそが他の人と比べて特技として突き抜けていける事柄なので、絶対に大切にしていきましょう。
トレーナーの働き方も多種多様になるので、自分にとって最適な働き方も見つけやすくなります。
(もし、これまで苦手なことに苦しめられる人生だったという人はもうこれでお終いにしましょうよ!)
それではこの辺で!