【見学記】岩手【宮沢賢治記念館】
はじめましての人ははじめまして、ヤマガと申します。
先日、宮沢賢治記念館に見学しに行ったので【見学記】をまとめました。
会場
🏛️宮沢賢治記念館
開館時間:午前8時30分から午後5時まで
・料金
【小・中学生】150円(100円)
【高校生・学生】250円(200円)
【一般】350円(300円)
「宮沢賢治記念館」
常設展示室では、宮沢賢治にまつわる「農」「芸術」「宗教」「宇宙」「科学」、以上5つのキーワードをもとに展示されています。
「農」
宮沢賢治は、盛岡高等農林学校を卒業後、郷里花巻で農学校教師となります。農業と農村に科学と芸術を生かした新しい文化をもたらそうとして、農民教育に肥料設計、稲作指導に尽力しました。
「芸術」
宮沢賢治は、多くの作品を生み、多彩で独自の世界観を創り出しました。詩約800篇、童話約100篇、短歌約900首、それに俳句、歌曲、戯曲、短編、花壇設計などが『新校宮沢賢治全集』に収録されています。
オペラや同時代に展開してきた映画表現との深い共鳴もありました。
「宗教」
宮沢賢治は、妙法蓮華経に深く感動して、そのまことの精神を生きた人です。感受性と表現力で法華経の教えに近代科学の知見を加えて創作し、当時の苦労の多い農村生活を明るく豊かにするため尽力しました。
「宇宙」
宮沢賢治は、「イーハトーヴ」(イーハトーブ)を「著者の心象中に、この様な状景をもつて実在したドリームランドとしての日本岩手県である。」と説明しました。銀河の空間、四次元宇宙のただ中で、その不思議な楽しい国土から心象スケッチとしての詩や童話が生まれました。
「科学」
宮沢賢治は、科学に深い理解を抱く人でした。盛岡高等農林学校では、地学や農学、化学をおさめました。アインシュタインの相対性理論など新しい20世紀科学を学び、豊かな自然と四次元宇宙を科学的な視点で捉えました。
宮沢賢治の文学的原点には、次のようなものがあります。
国柱会を創設した田中智学の「芸術を通じて道を説く、これ真の芸術なり」という文芸観が、賢治の執筆活動をうながしたと言われています。
言葉は人間を形作る。
宮沢賢治の言葉には、今なお心に染みるものがあります。
5つの部門によって表現と実績の具体像に迫り、時代や地域等とのかかわり、後に続く若い人々に託した願いなど、宮沢賢治の全体像を感じられる展示構成でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。また次の記事でお会いできたらと思います。