※ネタばれ有り シン・ウルトラマン 感想～こういう作品こそ、〇〇〇であれ～
いや、面白かった。でも、もっと面白くなったんじゃないか。
というのが正直な感想です。
内容は、怪獣が頻出する日本を舞台に、怪獣に対処する特殊部門”禍特対”とウルトラマン、そして、外星人たちの活躍を描く、空想特撮映画と
なっております。
見どころとしては、やはり、怪獣たちとウルトラマンのバトルシーンが主となります。また、個性豊かな外星人たちと人類のやり取りの数々も魅力の一つでしょう。特にメフィラス星人は素晴らしく、一度観たら忘れられない口癖（〇〇〇〇、私の好きな言葉です）、演じる山本耕史のハマり役振りなど、近年稀に見る素晴らしいキャラクターになっていると思います。
またドラマファンとしては、西島秀俊と山本耕史の共演は、テレ東ドラマ「きのう、何食べた」を思い出し、懐かしい気持ちになりました。
上記のように、面白い点もたくさんある作品ですが、やはり、大きな問題として”禍特対の活躍不足”があると思います。もちろん、囚われのウルトラマンを救出したり、ゼットンを倒す方法を導き出すなど、活躍があるにはあるのですが・・・なんでしょう、唐突感があるというか、もう少し過程を描いて欲しかったです。
多くの方が言われていることですが、やはり、映画の尺で描くには怪獣であったり、テーマや登場人物が多すぎたのではないかという気がします。
せめて、前後篇に分けて製作していれば、更に良い作品になっていたのではないかと思います。一時期、前後篇の映画作品が多かったように思いますが
こういう作品こそ、前後篇であれと思います。
ただ、観る価値がない作品とは全く思いません。
一見の価値はあります。