たまに剥がれる階段
職場の階の移動は、基本、階段を使う。普通に昇ったらいいのだけど、運動負荷を上げるため、1段飛ばしで昇る。すると、たまに爪先が段鼻(段のへりの部分)に引っ掛かることがある。ちょっとやそっと引っ掛かったくらいで躓くことはないが。
爪先が段鼻の端の滑り止めゴムに引っ掛かると、躓く代わりに滑り止めゴムが剥がれる。たまに。引っ掛かる段で毎回ははがれないが、たまに。はがれ方は、ゴム全体がはがれ取れきってしまうようなはがれ方ではなく、一部が少し浮く程度のはがれ方。
ゴム全体がはがれ取れきってしまうのは勿論残念だが、一部が少し浮く程度のはがれ方は、何か絶妙な残念さを感じる。(あぁ…)って。
(あぁ…)の内訳を分析すると、①引っ掛かってしまった自分に対する気持ち、②「普通に1段ずつ昇ってれば引っ掛からなかったものを調子に乗って1段飛ばしをしたばっかりに…」という気持ち、そして、③自分の帰属する施設が、取り立てて言う程大層な老朽化ではないものの部分的に補修対応が必要なぐらいには適度に老朽していってるという、目の前の現実に対する気持ち、
だ。