歯磨きはじめた人やめる人
アラフォーに差し掛かり、昼休みに歯磨きをはじめた同僚がいる。
他の職業の人はどうしてるんだろうか。
「昼休みに歯磨きをする習慣がある」というのが、医療従事者の特徴の1つかと思っている。個人差はあるだろうが、医療施設・介護施設・福祉施設に勤める多くのスタッフは休み時間に歯を磨く。夜勤スタッフなら各々の休憩時間か朝か、とにかく、休み時間に歯を磨く。
私が学生として実習に通っていた病院のスタッフも、昼休みに歯を磨いていた。16年前である。それ以前も、医療従事者は押し並べて昼休みに歯を磨いていたのだろうか。いつからだろう、医療従事者が歯を磨くようになったのは。「実習で接する患者さんに口が臭くては失礼だ」、そういう思いで私も当時の現場の指導者に倣って、職場の昼休みに歯磨きを始め習慣化し今に至る。
喫煙するスタッフは磨かないことが多い。磨いてもどうせまた吸うし…みたいな感覚なのかもしれない。
いずれにせよ、歯磨きを習慣化している人は医療従事者に多い。
冒頭の同僚は経験年数が同じ。昼の歯磨きはしない習慣だったが、最近になって磨き始めた。アラフォーになり、気になることが出てきたらしい。面白い同僚だ。周りが磨いていても流されない、ブレない軸がある。磨き始めるきっかけも自分で決めた。ブレない軸があるからだ。
私は今の歯磨き粉がなくなり次第やめるつもりだ。
え?やめるの?
そう、私はどうやら昼の歯磨きの時間がなんだかルーティン化しすぎて、「この時間が空いたらどれだけ別のことができるだろう?」という思いに至った。
要は面倒になったのです。
そ。やめるんですね。
そうですやめるんです。
ずっと病院の売店でGUMの歯磨きセットを買い続けてきたけど、今の歯磨き粉がなくなるタイミングでやめようかなと思っている。
ちゃんと使い切るとこ、相変わらず几帳面よね。
今になって歯磨きはじめるのも面白いやつだけど、
歯磨きやめるのも面白いやつ。