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植え込みかそれ以外か

住宅地の入り口道路脇に、正式な植え込みとも、図らずもド根性大根のように自生した雑草とも、何とも見がたい木が生えている。

石垣と歩道の隙間という、全然オフィシャルじゃないとこから生え出している。にもかかわらず雑草然としていなくて、雑草と木の中間のような、見映えのするキレイめの低木なのだ。

この状況をどう言い表そうかと考えた時に、まず雑草ではない。そして正式の植え込みでもない。仮に「雑草かそれ以外か」というように、世の植物を大胆にも二分してしまうと、「正式な植え込み」と「正式な植え込みでない雑草みたいな木」とが十把一絡げに「それ以外」で括られるのは良くない。

よって、「植え込みかそれ以外か」の二分方法を取ることにした。これなら、「それ以外」の側に「正式な植え込みでない雑草みたいな木」と「雑草」とをひと括りにすることになる。

「正式な植え込みでない雑草みたいな木」は、「正式な植え込み」というよりも「雑草」寄りだ。だから、「それ以外」の側に「正式な植え込みでない雑草みたいな木」と「雑草」とをひと括りにすることに罪悪感はない。

僕のさじ加減ではある。

特に今回槍玉に上げている雑草みたいなキレイめの低木は、夏に繁ってくると通行の妨げになる。一部の低木はバラみたいなトゲを主体とした幹を有しており、自転車で爽快に下っている時にTシャツに引っ掛かってひどい目に遭った思い出がある。そのくせ、管理事務所さんが住宅地内を一斉草刈りする時には、雑草みたいなキレイめの低木は全刈りせず、いい感じの見映えに整えて残している。




え、「正式な植え込み」なのか?


とにかく、世の植物を大胆にも二分するなら
「植え込みかそれ以外か」と言いたい。