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田口ランディさんのnote
ランディさんのエッセイに、スイッチがひょっこりひょうたん島☆すごく嬉しいです。(●´ω`●)♡
エッセイは有料(月500円)なんだけど、やっぱりランディさんの文章はグイグイ読ませる。
二十代の頃、私は本当に、本が読めなくて。
私は一年かけて、一冊の本を読むような人間でした。同じ本を一年、鞄に入れてどうにかこうにか読んでるような。
5ページ読むごとに眠ってしまう。
漫画しか読み切ることができなかった。
でも、2000年に本屋さんの「田口ランディフェア」に出会って、初めて本が
二日で読めるようになったんです。
私でも読める本がある・・・!
これは、感動だったし、本を読むことは本当に、人生を変えることなんだって初めて知ったのが、田口ランディさんの本でした。
そのころ、お笑い芸人を目指していた私は、「何かになれない自分」に、本当に苦しんでいたんですね。(*´Д`)
でも、田口ランディさんのエッセイ『恋するゾンビ』を読み終わった時に、
「なりたいじゃなくて、やるんだ。だれが評価しようと、関係ない。私は自分を、生きるだけだ」って。
すごく意思が固まって、グラグラしていた足元が固まるのを感じたんですね。
それで、そんなお笑い志望でグラグラだった私が、その翌年の暮れにはお笑いのネタをコラムにして、コラム大賞を取って、コラムニストになったのだから。
驚きですよね。(*´Д`)
びっくり仰天。
ランディさんと、森のこもれび主宰の山﨑直さんと。弘前のイスキアに出かけ、佐藤初女さんに何度かお会いしましたが、初女さんほど、不思議な人はいませんでした。
初女さんは多くを語らない人でしたが、バックボーンに大きなものがあるのを感じて。その大きさと、静かな初女さんが静かに、ぬか床を語ると。ぬか床の中に、宇宙があるように感じられました。
初女さんは食を、とても大切にしていました。
ランディさんの企画する会でもよく、
お料理して、洗い物して、床を掃除して、みんなでご飯を食べます。
それだけで、ぜんぶがそこにあるように思えて。その時、刻んでいたお野菜や、お豆腐なんかは、その後もずっと覚えていたりします。
長く生きていて、最後に思い出すことってきっと、そんなあたたかな場所でした、手の仕事のことなのかもしれません。
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