ジョアン・ハリファックス『Compassion』コンパッション（英治出版）

モスで読書中☆(*´∀｀*)

今、自分に必要な本だと思うので、
ちょいちょい紹介させて頂きますドグ〜。(*´∀｀*)

以下、本文より。

私は、心の状態もまた、生態系なのだと理解するようになりました。ときには友好的でときには危険なこの領域は、人格という広大なシステムに内在する自然環境なのです。私はこの内なる生態系について学ぶことが大切だと考えています。

　私たちが崖の縁に立たされ、健全な状態から病的な状態へと、足を滑らせそうになったときに気づくために。それでもつまずいてしまって、苦しい心の状態に陥ったとしても、その危険な領域から学んでくればよいのです。

　崖の縁は、相反するものが出合うと
ころです。恐れが勇気と、苦しみがそこからの解放と出合うところ。揺るぎない地面が途絶え、絶壁となるところ。そして、この世界のより広い見晴らしが開けるところなのです。

　ただ、研ぎ澄まされた意識を持ち続けねばならない場所でもあります。さもないと、足を踏みはずして落ちてしまいますから。