人をおもんぱかるって難しい
人と繋がるためには人の心に寄り添うことが、とても大切な事だと思います。寄り添うためには相手の立場になって考えることが重要ですが、自分の価値観の中で想像するのですから、なかなか他人の心に寄り添うのは難しい事だと思います。
「人をおもんぱかる」のは本当に難しいです。
「おもんぱかる」とは理解を示す、気持ちを汲む、共鳴する、同意する気持ちを考慮すると言うことです。
私は長く経験したアナウンサーの仕事を通じて、相手をおもんぱかる心得のようなものを学んだと思います。
何故なら相手の気持ちをより理解しようとしなければ、インタビューの対象者に心を開いてもらえないからです。
寄り添いたいという気持ちは、そのまま相手にも伝わるはずです。例えば、対象者が子どもであれば、特に寄り添う努力をしますよね。そうしないと警戒心を持たれ、心を開いてくれないからです。
子どもと接する時の気持ちをそのまま大人にも当てはめるのです。もちろん踏み込みすぎると拒否反応を示す人も必ずいると思います。そのあたりのさじ加減、アプローチの仕方は常に考えてコミュニケーションをするのです。
私の場合はそうすることで、相手が早く心を開いてくれて、本音の話を聞くことができました。人の心の内を理解するためには相手に寄り添い、相手をおもんぱかることがとても大切だと思います。そのためには相手の目線に立つことが必要なのです。
他人に対しては努力できるのですが、家族となるとそうはいきません。おもんぱかる前に自分自身の甘えが出てしまうのです。
私はいつも母に寄り添いながら、母のことをおもんぱかって接したいのに、なかなかそう出来ません。
もしかしたら、身内であっても他人だと思い、おもんぱかることができる大きな心が必要なのかも知れません。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《一回はおもんぱかるけど二度はせんのよ》
夕食でゴボウのかさがきを美味しく食べた後のばあはとの会話です。
「私は、一度はおもんぱかるけど、二度とはせんよ、私はそんな性格なんよ、それは死ぬるまでなおらんのよ、それ以上はありません」
「それで・・・」
「それだけよ、他にはない」
「お母さんは、一度だけはおもんぱかるんじゃね」
「ほうよ、一回だけね」
はー、凄い人です。母は自分を曲げない、信念の人です。
【ばあばの俳句】
五時起きの家事はかどって汗をふく
母は毎朝早起きですが、特に夏場は涼しいうちに家の用事を済ませたいと朝から動いています。ゆっくり、ゆっくり自分のペースで作業をしますが、汗が噴き出して、91歳には大変なようです。
それでも頑張る気丈なばあばです。自分のルーティンはどうにかこなしたい91歳、流石です。
▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」と20時前後には「フリートークでこんばんは」も音声配信しています。お聞きいただければとても嬉しいです。
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