朝からこんなに多くの人が
私たち親子はこれまで大きな病気をすることもなく本当に幸せだったと思っています。
母の眼科治療のためにここ数週間、大学病院に通うようになって驚くことがいろいろあります。
先日は検診を受けるために朝9時過ぎに病院にいましたが、診察待ちの人たちがたくさん並んでいるのです。眼科だけでもその日140人以上が順番を待っていました。
独りで来ている人、付き添いがいる人、夫婦で来ている人、様々です。
母は、私がいないと診察するまでの手続きも、診察を受ける場所すらも分からないといつになく私の存在を有難く思っているようでした。
本当にお年寄りが一人で診察を受けるのは大変だと感じました。
もちろん、係の人に聞けば教えて下さるのですが、いちいち時間がかかると思います。
そこでは多くの人たちが働いていますが、それぞれが患者の心に寄り添うアプローチを心がけているように見えました。横柄で不親切な人はまったくいませんでした。
病気で気弱になっている人に少しでも優しく接するように、特にお年寄りにはフレンドリーに接するように申し合わせているんでしょう。
看護の現場にいる人たちの心遣いに感謝です。
病院に通うようなってから、母の言葉に「ありがとう」が増えたような気がします。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《病気せんかったら分からんかった》
「大学病院の人は親切じゃった、広いけんトイレに行くんも迷うけんねー、もとの場所に帰ろうと思ても分からんなるんよ」
「私だって迷うもんね」
「私は娘がおって良かったわい、今まで病気せんかったけん分からんかったけど、よう分かったわい」
母もまた、今回の事で思うことがたくさんあったようです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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