母校のメダリスト
私は講演を聞くのが好きです。テーマは様々ですが一人の人間の人生のお話を聞くことで、学びがあり発見があるからです。
先日、母校の大学のOGでマラソンランナーの土佐礼子さんのお話を聞く機会がありました。アテネ、北京に出場したオリンピアンです。これまでに数々の記録を残していますがアテネオリンピックでは5位入賞を果たしています。
オリンピックで記録を残すことはもちろんですが、その舞台に立つのは並大抵の努力ではないはずです。
彼女はその努力の道のりを飾らない語り口で淡々と気負わず、気さくに話していました。
現在はふるさとの愛媛県にいて、子育てをしながら三井住友海上火災保険の「スポーツ特別社員」として、ゲストランナー、講演会などを通じ、走る楽しさを発信しています。
「私は運がいい」と話す彼女はマラソンランナーになるとは少しも思っていなかったとか。中学時代はバスケット部で、高校で陸上部、大学で駅伝を始めて、大学3年生の時に初めて出た愛媛マラソンで優勝したことが大きな転機になったようです。
大学卒業後、三井住友海上の鈴木秀夫監督に出会い、記録がどんどん伸びていったそうです。海外での高地トレーニングの1ヵ月で一気に記録が短縮されたというお話に驚きました。
北京オリンピックの時の、足の故障によるリタイアの話しをさりげなく語る土佐礼子さんにアスリートの潔さを感じました。
メディアやSNSのバッシングで辛い思いをしたこともあったそうですが、きっと土佐礼子さんの肉体の内側にはとても強い精神力があり、アスリートとしての負けず嫌いの魂が燃えていたんだと感じました。
「調子がいい時は練習しすぎる、頭がおかしくなっている」と言うスポーツマンらしいコメントが印象深く残りました。
アスリートとしての数々の経験をこれから活躍する若者たちにしっかり伝えて欲しいと思いました。
私も文章を書いている時にアドレナリンが出ていると感じることがあります。勝手に共通項を見出していました。
母校のOGにメダリストがいるのは本当に誇らしい事です。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗
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