私が変わる時
親の遺伝子は、良くも悪くもいろいろな所に表れます。
私の父は髪の毛がふさふさで、眉毛も髭もとても濃い人でした。頬ずりされるとゴリゴリと髭が痛かったのを覚えています。
母は柔らかな癖の無いヘアーですが、私の髪質は残念ながら父に似ました。
ロングヘア―に憧れましたが、努力しないと自分がイメージするストレートなヘアーにはなりませんでした。
30代に入ると白髪が気になりはじめ、気付いた時に一本、二本と抜いていましたが、間に合わなくなったので、ヘアマニキュアでカバーしていました。それからはほとんどショートスタイルです。
白髪の本数が増えてくると歳を感じるようになりました。鏡を見て、髪をチェックする度に、若さを失っていくような寂しさを感じていたのです。
皺の数が増えるように髪にも白いものが増えていくのは、当たり前の現象だけれど、でもマイナスな気持ちではなく、プラス思考で自分に向かいたいと思った私は、思い切って髪の色を変えました。
これまでの黒髪とは違うかなり明るいアッシュ系のブラウンカラーに染めたのです。
「髪の色を変えたんですね、顔が明るくなった」
「何だか.外国の人みたいですよ」
「とってもおしゃれですね」
身近な人からいろいろなコメントをもらいました。
髪の色を変えるだけで顔の周りが明るく軽やかに見えて、今までの洋服も違った感じに着こなすことが出来ました。洋服を新調したように見えたのです。
アッシュ系のブラウンカラーに染めたことで、お洒落で都会的なイメージになりました。自分であって自分でない、それが私にとってはとても新しい発見でした。
ただ髪の色を変えただけなのに、何故かこれまで知らなかった自分に出会ったような感覚です。
「歳を重ねてから髪色を変えると言う挑戦も、楽しいものだ」と実感しました。髪の色を変えただけなのに、それまでの落ち込んでいた心から、私はむくっと立ち上がることが出来たのです。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《気分を変えるのは髪の色を変えるんが一番早い》
※92歳のばあばと娘の会話です。
「テレビで見るけどタレントさんも髪の色でイメージが全然違うんよね、あんたは髪の色を変えたとき若々しくなったよね、洋服もいろんな色が似合うようになったねー」
「ほーじゃろう」
「気分を変えるには髪の色を変えるんが一番早いねー」
髪色を変えることは、間違いなく心のスイッチチェンジになると思います。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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