幸せを届ける花のチカラ
私の部屋の花瓶には、紫色とピンクのバラの花が活けられています。
私はその花を眺めるたびに、幸せな気分に浸っています。
私の書いたエッセイが文藝春秋のコンテストで入賞したお祝いに、友人がプレゼントしてくれたものです。
その花がある間、ずっと幸せを感じていられます。
甘い香りがたまらなくて、その香りからも幸せを感じとっています。ここ数日間、花のおかげで私はずっと幸福な気持ちに包まれています。
花の力は本当にスゴイなと思います。
これまでの人生で忘れられない花の記憶が幾つかあります。
どれも私の定年退職に関わる思い出です。
【50本のバラの花束】
テレビ局でアナウンサーをしていた私は、会社を卒業する前に、特別番組を制作してもらう事が出来ました。これまでの取材で思い出に残る懐かしい人たちを訪ねる番組です。
かつて取材した忘れられないお店を訪ねました。
取材の最後に頂いたのが、50本の赤いバラの花束でした。私が会社を卒業する年が、ちょうど会社の50周年の記念の年だったからです。
頂いた大きなバラの花束を抱えて会社に返り、その数十本を会社の仲間たちにおすそ分けしました。
残りのバラを自宅に持ち帰って、我が家の玄関に暫く飾っていました。
毎朝見る度に、誰かに愛されていると言う幸せに浸っていました。
たくさんのバラの花が醸す濃度の濃い香りは今も忘れません。
【感謝の言葉と胡蝶蘭】
いよいよ会社を卒業する時には、かつて可愛がっていた後輩から大きな胡蝶蘭の鉢植えが届きました。
彼が故郷の放送局で仕事をするようになってからは、もう何年も会っていませんでした。
突然届いた退職祝いには、手紙が添えられていました、私は後輩の優しい思いやりを感じ、涙しました。
その大きな胡蝶蘭には、感謝と言う二文字が書かれていました。
自宅に持ち帰って、その蘭の花を眺めながら、人との出会いに感謝して過ごしたものです。
花は人に幸せを贈るのです。
本当に素敵なプレゼントだと思います。
今日は、バラの香りに包まれて、花に託して幸せを送ってもらったお話を書かせていただきました。こうして書けるのもお花のおかげです。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《花は人を幸せのするねー》
※92歳のばあばと娘の会話です。
「お花はいいよねー、私は花束はもろたことがないよー、あんたはようけもろとるねー、退職の時は、玄関がお花で溢れとったねー」
「本当に、玄関が明るかったねー」
「その時は、華やいどった、忘れんわい、ホントに花は人を幸せにするねー」
花はもらった人だけでなくその周辺の人たちにまて幸せにを届けてくれます。本当に花の力は凄いです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
この記事が気に入っていただけたらスキを押していただけると励みになります。
また明日お会いしましょう。💗