小さな幸せを求めて
私が最近、気になっている事を上げてみます。
不安定な世界情勢
収まらないコロナ禍
リタイアしている私
91歳の母
私の周辺には明るい話題がほとんど見当たりません。
「先が見えない、少しも面白くない、何だか辛い」と言っていても仕方がないので、「日常に小さな幸せを求めて生きていこう」ふとそんなことを思うようになりました。
私の母の日常の楽しみは、食事です。そして母に楽しみを提供出来るのは私です。
母を見ていると、今日はどんなメニューが出てくるのか、ワクワクしながら待っているのが分かります。
気に入ったものや、自分の舌に合ったものが出てくると、すぐさま笑顔になって、機嫌が良くなります。母はとても分かりやすいのです。
私はそんな母を見ていて、決心しました。
「そうだ、毎日の小さな幸せを、ご飯で感じさせてあげよう」と。
そう思うと、食事を作る事に手抜きをしなくなり、メニューにも旬を取り入れて一生懸命作るようになりました。
高価な食材でなくても、彩りを考え、美味しそうに演出して、見た目の幸せ感を作っていく。そう考え始めると、食事を作る事の大切さがより分かるようになりました。
「人を幸せにし、自分自身も幸せになれる食事とは」
「何を作れば、どう調理して、どう盛り付ければハッピーな気分になれるのだろう」
私は今、台所でこんなことを考えながら食事を作っています。
やるせない時も、世界の平和を求めている時も、私は毎日キッチンに立って
家族の幸せを考えています。
そうすることで、小さな小さな幸せを生んでいるのです。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《私が思わんようなもんを作ってくれるけん》
「あんたが作ったもんはレストランに行ったみたいにキレイに盛り付けとる、お味もええんよ、私は食事の時間が嬉しいんよ、これからも続けてやってちょうだい」
「お母さん、褒めごろし・・・」
「私が思わんようなもんを作ってくれるけん、ええんよー」
「お母さん、おせいじ言うてもいかんのよ」
「私がおせいじ言わんの知っとろ、めったに褒めんのじゃけん、ありがとう」
何だか照れくさくなりました。私の気持ちは母に伝わっているようです。
ほんのりと甘さとろける春大根
春野菜が出回るシーズンです。この時期の野菜は瑞々しく柔らかくてとても美味しいですね。母は大根料理が大好きです。煮たり、おろしたり、千切りにして和えものにしたり、一本あると料理に大活躍です。
母は春大根を繊細かつ豪快に描きました。
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また明日お会いしましょう。💗