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朗読で涙する
最近ずいぶん涙もろくなったなと思う事が増えました。ドキュメンタリー番組を見た時も、失恋ソングを聞いても、公園で仲睦まじい親子を見ていてもジーンとしてきてうるうるしている私がいます。
年齢を重ねたことで涙腺がゆるくなってきているのか、人の優しさに飢えているのか、それとも感情が不安定になっているのかは分かりませんが私は涙している自分が嫌いではありません。
先日もうるうるすることがありました。
私の住んでいる愛媛県では愛顔感動ものがたりと言うイベントが開催され、今年で10年になります。
全国から愛と笑顔あふれる感動の物語を募集するコンテストです。
この10年の間に全国各地から8万6000点以上の応募があったそうです。
先日、年に一度の入賞作品の発表と朗読イベントが開催されました。
イッセー尾形さん、紺野美沙子さん、俳人の神野紗希さんや声優の水樹奈々さんなどと共に一般公募で選ばれた人も受賞作品の朗読に参加していました。
日常の思い出やエピソードを綴った受賞作をそれぞれの読み手が伝えると、活字で表現されている以上に物語がよりリアルに伝わってきて、心が揺さぶられるのです。
微笑ましい家族の交流や亡くなった家族への思い、人への思いやりなどを伝えるその文章が朗読されると、ぐっと胸に迫ってくるのです。
プロの朗読はもちろん、素人でも伝える人の言葉がことだまとなって語りかけてくるのです。私は改めて朗読の素晴しさを感じました。
真摯な心で書かれている文章を自分なりに理解して、その文章に触れた時の自分の感動を声を使って人に伝える。それは中々難しい事です。自分のフィルターを通して人に伝えるためには、読み手の心を曇りがないものにしておく必要があるんだと再認識しました。
朗読は清らかな心で読んでこそ人に伝わるんだと言う事をそのイベントで確認できたのです。
私はその日朗読された様々な物語で、何度も目頭が熱くなりました。
会場を出る頃には私の心はその涙で浄化されていました。
言葉を生業にしている私にとってとても学びの多いイベントでした。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗