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乗り遅れたらついていけない便利な時代

かつてバスや電車に乗ると、乗ったそばから小銭を数えていた時代がありました。お財布に小銭が無いと、両替するのはどのタイミングがいいかなと移動中ずっと考えていた記憶があります。

今はカードをかざせば、人の流れを妨げることなくスムーズに乗降できるようになりました。


カードやバーコ―ド、QRコード、スマホの活用によって日常生活が本当に大きく変わっています。いずれスマホさえ持っていれば生活に困らなくなってくるのでしょう。もうその時代に入っているのかも知れません。


人手を出来るだけ省き、様々な事がスムーズに進むように考えられていますが、その流れに乗り遅れたら時代に取り残されてしまうのではと心配になる事が度々あります。

私は母を連れて大学病院に検診に出掛ける時がありますが、その度にそのことを強く感じています。
母が一人暮らしだったらどうするんだろう、きっと検診の度に、自宅に帰ったらへとへとになっているだろうな」と思います。

多くの人が利用する場所だから、すべてが短時間で流れるように、システム化されています。

バーコードをかざして、診察券を手にして、受診の科に向かいます
病院内が広いので診察を受ける場所にたどり着くのも、高齢者にはなかなか大変です。

受診後に、支払いをする時も、のんびりしていられません。
計算が出来ているかどうか、常に番号を確認していなければいけません。
最終的に支払う場合もバーコードのお世話になります

薬局で薬を貰う時にも、自分の受付番号が掲示板に表示されるのをしっかり確認していなければいけません
料金の精算も、またまたバーコードが必要になります。

母の場合は、私が代行するので問題ありませんが、お年寄りがすべて一人で処理しなければいけないとしたら、どれだけの労力を費やすんだろうと考えてしまいます。

時折、困ったお年寄りが、ドギマギしながら係の人に教えてもらっている姿を見ると、将来の自分を見ているようで心配になってきます

生活のシステムが便利になる事は望ましいのですが、その便利なシステムにもし乗り遅れてしまったら、生きずらい時代になってしまうのではと思う私がいます。


【毎日がバトル:山田家の女たち】

《あんたが居って良かったわい》

※92歳のばあばばと娘の会話です。

「大きな病院は広いけん、お年寄りはそれだけで迷ってしまうんよ、そんな人はこれからどうするんじゃろねー、まあ、92歳の人は一人では行きよらんわいね

「お母さん、乗り遅れたら大変よね」

私はあんたが居って本当に良かったわい、ずーっとお願いします、私は何にも分からんけんね、乗り遅れた人じゃけん」

私も乗り遅れそうになるので、困らないように今からしっかり対応策を考えておかないといけないなと思っています。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗



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