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薬剤師の話
月に一度出身大学のOBの話を聞く会合がある。昼食を取った後、約30分講話を聞くのだ。話の分野は幅広く、講師の年齢も様々だが学ぶことが多い。
今回は薬学部の卒業生の話だった。就職先は愛媛県松山市に本社がある調剤薬局・ドラッグストアチェーンだ。現在は採用担当の仕事していると言う。
愛媛の場合は、この業界は求人に対して人員が不足していると言う。薬学部への入学が少なくなっていて、大学を卒業しても県外に人材が流失しているそうだ。
薬学生は実習や、研究、国家試験対策で卒業前の2年間が忙しく、就職先の情報を得る時間が難しくて企業のインターンシップに参加する余裕がないそうだ。本来はインターンシップなどで正しい知識を得て就職に備える必要があると言う。
そのためにも大学卒業生は後輩たちに仕事についてしっかり伝える作業をしなければと話していた。
講演の後の質問タイムで「薬学部生は卒業までにどのくらいの費用がかかるか」と言う質問があった。回答では6年間で1200万くらいかかるらしい、奨学金を貰ったとしてもなかなか大変だと思った。最近は社員定着のために企業が奨学金を肩代わり返済する代理返還制度を福利厚生の一環で取り入れている企業も増えていると聞いた。人出不足解消の新たな一手のようだ。
この講演では「お薬手帳を持って行くと割安になる」「一つの薬局で薬を貰う方が得」「施設によって手数料が違う」などの目からウロコの話を聞くことが出来た。私にとっていい学びの機会になった。
今日もたくさんの記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただきありがとうございます。明日も配信します。
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また明日お会いしましょう。💗