ばあばとリアルな方言トーク
私はnoteに母と二人三脚で1年間、毎日ブログを書いてきました。
私たちの記事は三部構成です。コラム的な記事と母と私の方言トークを紹介する「毎日がバトル:山田家の女たち」そして母のイラストと俳句をコラボさせた「ばあばの俳句」の3つをまとめて一つの記事として投稿しています。
中でもブログの個性が表れているのは「毎日がバトル:山田家の女たち」です。
このコーナーでは私たちが住む愛媛県松山市の方言、伊予弁で親子がその日のコラム的な記事について話しています。
読んで下さる皆さんからは「親子の会話にほっこりさせられます」と嬉しいコメントをいただいています。
この投稿で大切にしているのは、嘘を言わない事、カッコつけない事、ストレートに思いを伝える事です。
投稿を始めた頃は、親子の会話がなかなか上手くいきませんでした。
母は昭和一桁生まれの91歳ですので、人目を気にする上に、他人に本音を語るなど恥ずかしいと思っているタイプです。ましてや方言を使って、それも本音で話すなんてとんでもないと言う感じでした。
「あんた、何でもさらけ出さんでもええがね、恥ずかしい、いい加減におしよ、何がバトルぞね」と、このコーナーが二人の喧嘩の原因になっていました。
母は話すのが面倒くさくなると「あんたが上手に書いとったらええがね」と言い放っていました。嘘がない本音の会話で構成したいと思っていた私は「嘘は書かんのよ、ちゃんと喋ってもらわんと、お母さんは本当はどう思うんぞね」と、母から無理やり本音を引き出していました。
投稿を始めた頃に、毎日元気いっぱいの母のスケジュールを聞こうとすると「何でそんなこといちいち言わないかんのー、言わんでええ、人に言う事じゃないけん」と言われたり、私の投稿記事についてのコメントを求めると、「私はそんなことは分からんけん、あんたが適当に好きなように書いたらええがねー」と言われたり、本当に母に正直なコメントを貰うのは大変でした。
でも、このコーナーを書くために二人が毎日本音で話すようになってから、それまで知らなかった母の思いが分かるようになって、お互いを今まで以上に理解することになりました。
母は最近、このバトルのコーナーで自分の思いを話すのが楽しくなってきたようで「お母さん”毎日がバトル:山田家の女たち”に投稿する内容をこれから聞くよ、何でも思たこと言うてね」と言うと、待ってましたとばかり、歯に衣着せぬコメントを連発し、言いにくいことも率直に話してくれるようになりました。
母は今、このコーナーのために親子で話すことがとても気に入っているようです。
今日も早速バトルを始めます。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《言いたい事が言えるけん好きになったわい》
リビングでくつろいでいるばあばと。
「あんたいっつも同じようなことばっかり書きよると、見よる人が飽きるよー」
「私の投稿の根幹は変わらんけんね、同じになるんよ、それに今回はお題企画で私らの舞台裏を書くんじゃけん、知らん人にもわかってもらうために詳しく書いたんよ」
「私は最近、本当に言いたいことを言よるよー、このコーナーで発散しよるんよ」
「それはー、いっつも何か溜まっとるわけ」
「最近は外にも出まい、家で話せるんはあんたぐらいしかおらんけんね、それでこのコーナーで言いたいことを言よるんよ」
コロナ禍で不満がたまっている母にとっては、バトルのコーナーがあるのがとても有難いようです。それで最近母が、思いっきり饒舌になっているのが分かりました。母のストレス解消にも役立っているようです。
【ばあばの俳句】
今日もまた親子バトルや秋晴るる
母が、私たちのブログの要である「親子バトル」を詠みました。お互いがなんだかんだと言い合って心の内をさらけ出した後、秋の空のようにスッキリした気分になっている様子です。
母が描いたイラストの自画像はちょっといたずらっぽい顔になっています。こんな表情で話すこともあるんですよ。面白いでしょう。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗