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懐かしい昭和の味と人情

私が幼稚園の頃、今から60年以上前のお話です。
父が赴任していた山の小学校の教員住宅の近くにアイスキャンデーを売りに来ていましたチリリンチリリンと鐘を鳴らしながら自転車の荷台にアイスボックスを積んでおじさんがアイスキャンデーを売りに来るのです
ミルク・イチゴ・甘酒など数種類ありましたが、私は鮮やかなピンク色のイチゴのアイスキャンデーが大好きでした。

毎年初夏を迎えるとその頃のアイスキャンデーを思い出します

随分大人になってからテレビ局に勤めるようになって、取材で幼い頃に出会った懐かしいアイスキャンデーを見つけた時は幸せな気持ちになりました

それは愛媛県東温市の横河原駅の近くにある門田商店「かどみせ」と、呼ばれているお店のアイスキャンデーです。

かどみせのアイスキャンデーをよく見ると棒が斜めにささっています。実はそれが手作りの証なのです。

私は70歳を目前にした今でも汗ばむ時期になると懐かしさにひかれてその店を訪ねます。

若い店主が言いました。「かどみせは今年アイスキャンデーの製造をはじめて88年になるんですよ」と。雑貨店だった店は季節限定のアイスの店に変身しました。

時代と共に経営のスタイルは変わってきましたが、接客は昭和の時代のままです。

令和の時代を迎えても初代の志を大切に温かく柔らかくそして甘く、昭和の人情を感じる接客をしています。だからこそ私はかどみせのアイスキャンデーをとても懐かしく感じるんだと思います。



 
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