父の事を話したい。
私は父っ子でした。父が大好きだったのです。
小学校の教員をしていた父は、子どもの心を大切にする人でした。
高校生くらいまで外出する時に父と腕を組んで歩くのが好きでした。
自慢の父だったのです。
背が高く、スレンダーで洋服が似合う、素敵なお父さんでした。
学校の入学式や卒業式にスーツをびっしっと決めて出掛ける様子を見て「お父さんかっこいい」なんて子ども心に思っていました。
父が亡くなって早くも17年が経ちます。
そんなに経ったのかと感慨深いです。
亡くなってから父は一度も私の夢の中に出てきたことはありません。
先日、父の17回忌を行って、父の事をまたじっくり思い返す機会がありました。振り返ると、何でも柔軟に受け入れる父の姿を思い出します。
私がテレビ局に就職する時も、妹が地元のラジオ局を辞めて都会に出る時も
妹が海外の人と結婚する時も、いつも父は私たちの想いを尊重してくれていました。
教え子が好きで、お酒が好きで、飲みにケーションが好きで、釣りが好きで権力が嫌いで、判官びいきで、涙もろい父の子どもで良かったなと思います。
言葉で何を教えてもらったのかはよく覚えていませんが、その生きざまで私たちに伝えてくれたことがたくさんあります。
「自分の思う道を生きろ」「弱い者の味方であれ」それが父の大きな教えであったように思います。
父の17回忌を終えて、私は父の教えを改めて胸に刻みました。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《お父さんと話したいわい》
※92歳のばあばと娘の会話です。
「優しい人じゃった、退職願いをいっつも持ち歩きよった、とにかく弱い人を助けてあげる性格じゃったんよねー」
「お母さんは、お父さんのどこに惹かれたの」
「何でも一回決めたら続けてやる所と優しい所に惹かれたんよ」
「今、お父さんに言いたいことはある」
「天国から降りてきて、話したいわい」
私も同じです。父と久しぶりに話してみたいです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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