DNAの不思議
私は母とは違った性格だと思っていました。一緒にいて嫌な部分もたくさん見えますから、反面教師でそうならないようにしていたと思います。でも最近似ているなと思うことが多くなりました。
親子ブログを発信するためにnoteの創作に関わるようになっていっそうそう思うようになったのです。
母も私も負けん気が強いのです。だからこそピンチに強いのです。挫折をするとそこからムクムクと起き上がろうとする気力が生まれるのです。本当によく似ているな―と思います。
母は「なにくそ、負けるもんか魂」と言っていますが、まさにそうだと思います。
実はその克己心と言うか、意気消沈しそうなときに湧き上がる負けず嫌い魂は妹も同じです。私も妹もそんな母のたくましい気質を受け継いでいるのです。
父は小学校の教師をしていました。教え子たちが大好きで、その可愛がりようは実の子どもたち以上だったかも知れません。父には母の心に潜んでいる負けず嫌い魂はありませんでしたが、大きな力には屈したくない、反骨精神がありました。何故か弱い者に力を貸したい判官びいきな性格でした。
そして感激屋で涙もろく、やさしい人でした。
私も妹も父のそんな気質を受け継いでいます。
違った性格の父と母のDNAを受け継いで私も妹も今日まで生きてきました。
いい所もそうでない所も親に似ているなと思います。DNAは不思議です。
ちょっとした仕草や言葉の使い方、体のシルエットや指の形まで受け継いでいるのです。
そしてそのDNAは私の甥っ子にも受け継がれているのです。
一つの事に執着するととことん突き詰める性格、判官びいきな所、そして頑固な所、甥っ子は顔も体形も私に似ているところがあります。こうしてDNAは受け継がれていくんですね。
本当に不思議だと思います。そんな繋がりが最近はとても愛おしいと思うようになりました。
母の嫌な所と私の嫌な所が同じなのも愛しいのです。繋がっているからこそ同じなのですから。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《私らはよう似とるかもしれんね》
「若い頃みんなで旅行に行った時もみんながそれぞれ意見を言おう、それでまとまらんけん最後はどの旅館にするかアドバイスしてくれる人に任せとったんを、思い出したわい」
「性格が似とってそれぞれが言いたいことを言うけん、まとまらんのよね、思い出したわい」
「特にうちの女性三人は性格が似とるかもしれんね、自分を曲げんはっきりしとらい」
間違いありません、山田家の家系、DNAの不思議を感じます。
屏風絵は亡父の筆致で描く寅
母はイラストに夢中になる自分自身の事を振り返って、亡くなった自分の父譲りだと思っています。襖絵などにとても見事に寅の絵を描いていたことを思い出しました。
母はその記憶で寅の絵を描いています。考えてみるとDNAの不思議がそこにもありました。母の寅の絵には何とも言えない魅力があります。
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