読み取る力を養うために
今年始まった頃からどハマりしている展覧会巡り。
前々は興味ある展覧会だけ行くようにしてたけど、最近は少しでも気になったら行くようにしています。
ポンペイ展にchim↑pom展、
呪物展、琉球、木梨憲武展、
ボストン美術館展、自然と人のダイアローグ。
あと来週に2箇所巡って、ジブリ行ければとりあえず今開催中で、最低限抑えたいところは行けたかなってところ。
10月頃はまた展示の切り替わり時期なので、ワクワクしているところです。東博の常設展も早く行きたい。
基本的に歴史系(特にミイラ)や生き物系の展覧会はよく行くんですけど、いわゆるアートの展覧会に行き始めたのは最近。
というのも、今住んでいるところが上野に近く、気軽に行けてしまう距離なので、
「この立地、生かすしかない!」と思ったのがきっかけ。
高校生の時は世界史選択だったし、
口頭で現代まで大まかな流れ説明できちゃうくらいのオタクっぷりだったので(中国近代史は苦手だった)、文学史も一通りマスターしていたこともあり、別に一切興味がなかったわけでもないので、あれよと美術館も行き始めました。
まあ今はもうだいぶスカスカな世界史知識ですが、それぞれの絵画の説明を読むと、思い出します。笑
絵画っていろんなことが題材にされていて、風景だったり、歴史だったり、聖書(宗教)だったり。
歴史とか聖書をもとに描かれている作品であれば、あー勉強しなきゃな、なんて思うけど、
人々だったり風景だったりって作者の意図が滲み出るものだと、正直どういう思いで描いてるのかが、読み取れなくて。
私は展覧会に行くと、音声ガイド聞きながら見て回ります。とにかく説明が欲しくて。
絵画を見てもどういう思いで描いたのか、想像できないんです。いつも音声ガイドの説明聞いて、確かに〜!とか思うけど、ガイドがない作品を見ても、「はて?」ってなってしまいます。
なんか想像力がないとかとはまた別のお話かなって思ってて。だからといってじゃあ何なのかと言われると難しくて。
うまく自分の中でも腑に落ちてないけど、
やっぱりそれぞれの作者のバックグラウンドとか思想を知ることは大事だなって思って。
一人ひとりバックグラウンドとか価値観とか思想って異なるし、それが作品の中にたくさん注ぎ込まれて反映されてるはずなので。
そりゃ違うバックグラウンドなり価値観を持ってる人が作品を見ても、圧倒されたりすることはあっても、何も伝わらんよなって話です。
作者のそこらへんまで追い求めた上で作品を見ていくのも結構厳しい、気軽じゃない、そんな気がします。
作品に対する想いは受け止めたいし、
ただすごいな〜とか、筆のタッチ好きだな〜とかじゃもったいないし申し訳ないなって。
とりあえず私も絵を描くの始めたらいいのかな?笑
(流石に手は出せない)
書いていて思いついたのは、写真。
今回行った展覧会にも、2〜3点写真の展示がありました。
いつも写真って、綺麗だなとか、今見えてるものを残したいな、後で振り返って見たいなって思って収めているけど、
別の角度、視点で写真を撮るのもありかもしれない。
こういうのって感覚だから正直難しいし、意味付けをたくさんしたいわけではないんだけど、
視点をちょっと真っ正面から斜め上あたりに変えてみたら、
また違った何かが見えるかもしれないし、新しい考え方が生まれるかもしれない、価値観が広がるかもしれない。
正解なんてないと思うので、ちょっとやってみようと思います。
(結局どうやって写真撮ろうか、見当もつかない笑)
まあ案外、今生きてる人たちが勝手に想像して、きっとこう思いながら描いたんだろう!とか言ってるけど、
とりあえずいい感じだし描いとこー!って本人たちは描いてるかもしれないしね。