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有料マガジン「おとぎばなしの手紙」を開設します
こんにちは、山田星彦です。
このたび、有料マガジン「おとぎばなしの手紙」を開設しましたので、お知らせいたします。
おとぎばなしの世界でみつけた、たのしいおはなしや、めずらしいおはなしを手紙にかいて、つむじかぜゆうびんで送ります。つむじかぜゆうびんはいいかげんなので、いつ届くかわかりません。渡り鳥の切手の代金をいただきます。
この作品は、僕がずっと書きたかった自由奔放な文体で綴る、短い童話や日記をまとめた散文集です。おとぎばなしの世界で繰り広げられる、愉快で不思議な出来事を題材に、読みやすく短い文章を一つの記事として公開していきます。
不定期に記事をあげていき、合計10記事は公開します。
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僕は10年ほど前に文章の勉強をはじめましたが、その頃、ジェームズ・バリの『ピーター・パン』であるとか、宮沢賢治の童話であるとか、ウェブスターの『あしながおじさん』のような文体に憧れをいだきました。
ひとことで言えば、自由奔放。
言葉の選び方や、表現のしかたが斬新で、ちょっと、まともじゃない。
しかし、その文章が生み出すイメージは唯一無二で、一読しただけで、他のどの文章でもあり得ないくらいに、一気に作品の世界へと読者を引き込みます。
そしてまた、話の内容も、なんでもないようで実は深い。
一見とりとめの無いことを語っているようなのですが、その奥に、人間や社会の真理をみごとに捉えていて、それが気まぐれに書かれたものではないことは、誰が読んでも明らかです。
実は、僕も若いとき、そういう作品を真似して自分で書いてみたりしたのですが、思うようにいきませんでした。やはり、文章力や洞察力が足りていなくて、結局、うわべだけ似せた作品になってしまったのでしょう。
あれから10年以上が経ち、文章を書くことも、物事について深く考えることもたくさん経験して、ようやく、あのような作品に再び挑戦できるのではないかと思い、この度、noteで執筆を始めることを決意しました。
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noteには無数の作品が存在しますし、僕の作品がどれほど必要とされているかは分かりません。ただ、ひとつ言えるのは、こんな文章はnoteで見かけたことがないということです。
僕は「★note名作記事」という活動で人の作品を紹介するため、たくさんの記事を読みますが、他にこのような文体で書いている人は見かけません。それに、もしかしたら、本屋に置いてある作品の中にも、こういう文体のものはあまりないかもしれませんので、その点、みなさんに新鮮な感覚を味わっていただくことはできると思います。
僕がこの作品で目指しているのは、「子供がおもちゃで遊ぶみたいに、言葉を自由奔放に扱いながら、それでいて、ものごとの深い真理を鋭く捉える」、そういう文章です。
いうなれば、リアリズム(現実)とロマンチシズム(空想)の融合ですね。
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長くなりましたが、お話してきましたように、「おとぎばなしの手紙」は、僕の文学や芸術活動の集大成です。もし、ぜんぜん読まれなかったとしても、自分の代表作として誇れる作品です。
無料で読める記事も用意しますので、ぜひ試しに読んでみてください。
年度のはじまりでもあり、みなさま仕事や学校にお忙しい中とは思いますが、本気でこの作品に取り組んでいきますので、どうぞ、よろしくお願いします。
過去にたくさんの記事を書いています。マガジンに分類しているので、そちらからご覧ください。